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エビちゃん日記
- あんしんはしんどい日記
- 脱原発・自然エネルギー
あれから15年・・・
(しつこく続けます。)
いまも考え続けるのは、
エネルギー政策の行方である。
僕らは何を、
どの方向を選択すべきなのか、
ということについて。
米国が仕掛けたイラン攻撃によって、
その思いはさらに強くなってしまった。
資源エネルギー庁の統計によれば、
2024年時点での
日本のエネルギー自給率は15.3%。
「意外とあるじゃん」なんて
思った方がいたら、
それはかなり能天気なお方である。
欧米や中国と比べれば、極端に低い。
これがこの国の基盤であり、
たとえば、いくら軍事力を強化しても、
持続的には戦えないことを示している。
石油を欲しがって南アジアに進出した
太平洋戦争の時代と、
土台は大して変わっていない。
しかもその自給率の内訳といえば、
再生可能エネルギーと水力発電である。
ウラン原料を海外に頼る原発は、
自給エネルギーにはカウントされない。
(国が妄想ともいえる核燃サイクルに
固執する理由でもあるが。)
かつて、第一次オイルショック
(1973年、第4次中東戦争による
石油パニック)を経験した直後に、
日本が自然エネルギーにシフトした
「サンシャイン計画」
というのがあった。
太陽光発電、風力発電、地熱発電等
の研究・開発が進み、
一時期、日本は自然エネルギーの
最先進国となったのだが、
原発推進策とともに後退し、
今ではその技術力は
完全に中国の後塵を拝するまでに
遅れてしまった。
しかし、遅くない。
いや遅くなってしまったが、
やるしかない。
いまや自然エネルギーこそが
もっとも安価で、もっとも早く
開発できる電源であることは、
国連機関も認めるところである。
有限の石油は物質の原料として
大切に使い
(石油を使う以上、何をつくろうが
それは生産ではなく「資源の消費」
であることも自覚しておきたい)、
エネルギーは電気で賄う、という
方向に進むしかない。
たとえば車も電気自動車に
移行していくべきだろう。
これは災害時の予備電源にもなる。
しかし残念ながらこの分野でも、
日本は中国に遅れをとっている。
日本の最強産業ですら、
その未来は怪しくなっているのだ。
昨年、自然エネルギー財団が公表した
2040年シナリオによれば、
「国内に存在する太陽光発電、風力発電
などのポテンシャルを活用して、
送電網・蓄電池整備を進めれば、
2040年にはエネルギー自給率を
75%まで引き上げられる」という。
「電気が足りない」とか、
「自然エネルギーは不安定」だとか
言っているうちに、日本がどんどん
ガラパゴス化していっている。
原発を再稼働しても、
投資の割には寿命は限られているし
(稼働を延長すればリスクも高まる)、
ましてやリプレース(置き換え)や
原発の新設には時間がかかりすぎて、
温暖化対策には「間に合わない」。
廃棄物問題も容易には片付かない。。
要するに、リスクばかりで
経済的にもリアリティがない。
ついでに言うと、
原発の再稼働が遅れている要因の
ひとつに「テロ対策」というのがある。
これがなんでそれほど重要なのかと
いぶかる人もいるかもしれないが、
ミサイル発射実験を繰り返している
「北朝鮮」を想定した場合、
日本海側に乱立する原発群は、
とても大きな「リスク」である。
核兵器を使わなくても、
原子力発電所を爆撃すれば
核爆発に匹敵する効果がある。
だからイスラエルは、核兵器は持っても
原発はつくっていない。
要するに原発というのは、
国家防衛のために対策を求められる
危険施設であるということだ。
しかも「テロ対策」の中身は
公にするわけにもいかないので、
限られた専門家以外は検証しようがない。
本当に大丈夫なのだろうか。
「テロ」の定義も使いようで、
決めるのは勝手みたいになってる。
どちらの言い分も受け入れるなら、
いまの戦争はだいたい
テロリスト国家同士の戦争
だと言えないか。。。
もうワケ分かんないけど、
とにかく原発というのは、
しんどい、しんどすぎるエネルギー
だと、僕は思うのである。
答えはもう出ている。
「電気は足りない」とか、
不安定な自然エネルギーには
頼れない、とか考えている方には、
ぜひこれを読んでほしい。
飯田哲也(てつなり)著
『Ei革命
-エネルギー知性学への進化と
日本の針路』
(集英社インターナショナル刊)

送っていただいた飯田さんからの
手紙には、こう書かれてあった。
私たちが長年取り組んできた
「地域分散型エネルギー」や
「自然エネルギー100%」への
転換を、たんなる技術的・経済的な
移行としてだけでなく、
国家・社会の「知性(Intelligence)」
の進化として捉え直しました。
地政学的な荒波の中で、
日本がいかにしてエネルギーの自立と
民主主義を両立させていくべきか、
その道筋を「Ei(エネルギー知性学)」
という新たな視座から論じております。
繰り返しになるけど、
自然エネルギー技術は
日本が先鞭をつけたものである。
石油はないけど、
エネルギー源は豊かにある、
それが日本なのだということを、
未来のために、考え続けたい。
こどもの日を前に、
丹那盆地でも鯉のぼりが
舞う時節となった。

ここは別名「風の谷」。
自然からのエネルギー供給は、
無償です。

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