BLOG
エビちゃん日記
- 生産者・産地情報
異常に遅い速度(ジョギング並みとか)で
進む台風10号の影響で、
もう何日も断続的に激しい雨が続いている。
僕が週に一度は通う
ソバ栽培からやってる「丹那そば 亮月」
の大将、鈴木亮さんは
「種蒔きができないよ~」と
作業の遅れをボヤいている。
そして本日ついに、
函南町に大雨洪水警報が発令された。
夕方、仕事を終え、
会社のある酪農王国オラッチェの
敷地を出たところ、
前の田んぼは、登熟期に入った稲が
だいぶ倒れていた。
ここで水に浸かっちゃうと、
ヤバいかも。
雨はちょうど一時的に止んでいたので、
盆地内の様子を見てみようと走り出し、
100mほど先の小さな橋の上まで
行ったところで、驚愕の光景に出くわす。
盆地の真ん中を走る道路
(下の写真左側の直進路)は
すっかり冠水し、
土手(中央)も一部決壊して、
右にある小川に雨水が激しく
流れ込んでいるではないか。
ヤバいよ、ヤバい。
とても見回るどころではない。
そろそろとバックして引き返す。
夜、どうも気になって仕方がない、
心配な場所があって、
「大丈夫ですか?」とLINEを
送ってみた。
相手は、我が社の(大地を守る会でも)
古くからのお付き合いである
伊豆のワサビ農家、(有)たか惣の
代表、高村範利さん。
伊豆半島の真ん中よりちょっと北、
伊豆市筏場(いかだば)というところで、
300年以上続くワサビ農家の8代目。
高村さんたちが代々受け継いできた
ワサビ栽培は、棚田状に石垣を組んで
その間を清流が流れる「畳石式」栽培
と呼ばれ、2018年には
世界農業遺産に登録された。
その石垣が昨年崩れ、
高村さんはいま、
復旧にかかる資金集めのため、
クラウドファンディングで
支援を呼びかけているところなのだ。
世界農業遺産認定の静岡水わさびが存続の危機!未曾有の災害からの復興(takasou_wasabi 2024/08/08 公開) – クラウドファンディング READYFOR
ここの石積みの一角が崩落した。
この修復は難しい。
かかる費用は400万円。
半分はすでに高村さんが負担した。
クラウドファンディングの目標額は
150万。
期限は9月いっぱいまで。
たかが伊豆の一角ですが、
水環境と調和し、
国土を守り続けられる
永続的農業を、僕らの代で
絶やさせるわけにはいかない
です。
もしご興味を持たれた方が
おられましたら、
詳細は READYFOR を
ご参照いただき、
わずかでもご支援賜りますと
嬉しく思います。
お問い合わせ
Contact
商品、委託加工、
その他ご不明点につきましては、
お気軽にお問い合わせくださいませ
-
055-974-2236
8:00-17:00(土日祝除く)
- お問い合わせフォームはこちら