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エビちゃん日記
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まいど遅れ遅れのアップで
スミマセン。
最後尾で、とにかく意地で
走り続けるマラソンランナーの心境です。
かつ寄り道も多く・・・
2月19日(水)。
富士市の農林事務所主催による
有機農業現地研修会が
函南で開かれたので参加した。
13時30分、集合場所は
函南町畑毛(はたけ)にある
伊豆陽なたビオファームの圃場。
この農場を運営する米倉賢一さんは
「有機稲作研究所」という
民間研究所も主宰されていて、
実は20年以上前に
大地を守る会の生産者研修会で
講演をお願いした方である。
改めて過去の記録を探せば、
2004年7月1~2日、
秋田県大潟村で開催された
「第8回全国米生産者会議」で、
「マメ科緑肥による抑草効果について」
講演、とあった。
現場での実践に基づいた理論家。
この地で、また違った立場で
再会できたことを、嬉しく思った。
集まったのは、
富士市・富士宮市・函南町・伊豆の国市で
有機農業を営む生産者と関係者たち
20人ほど。
米倉さんの畑の養分源は
ヘアリーベッチやパールミレット、
スーダングラスなどの緑肥作物のみ。
たい肥や有機質肥料など、
畑の外からの持ち込みは一切なし。
当然、肥料製造から運搬・散布にかかる
CO2の発生がない。
なおかつマメ科緑肥作物は
空気中のCO2を吸収し農地に貯留する
究極の省エネ・低炭素(温暖化防止)、
かつ土壌の生物性・化学性・物理性の改善
効果を果たす農業技術である。
作っている作物は、
じゃが芋・玉ねぎ・菜花・里いも・
人参・かぼちゃ・大根・きゅうりなど。
葉物は洗って出荷するのが面倒なので
やらないと。
それらを年間通して地元スーパーや
道の駅などに出荷している。
いまは菜花の出荷中。
すべて有機JAS認証品。
畑では、市民向けの
有機体験農園も運営している。
日本初! 緑肥だけを利用した
地球環境に優しい有機認証農園で、
プロの講習も受けながら
野菜作りを体験できる。
1区画(約15坪)で年間4万8千円
(1区画を共同利用も可)。
近くに温泉あり、も
売り文句のひとつ。
9月15日開校。
申込は先着順で20区画まで。
とにかく、
有機農業の理解者を一人ずつでも
増やし、新規に就農してくれる人には
畑を分け与えてと、
そうやって広げていければと、
米倉さんは穏やかに語る。
伊豆陽なたビオファームを後にした
一行は、東部家畜保健衛生所の会議室に
場所を移動し、
町内で有機農業を実践する
もうひと方、「おたふく農園」の
高月洋祐氏の実践報告を聞き、
意見交換会を行なった。
個々の農家の取り組みはあっても、
自治体と一体になっての
有機農業推進は、ここ函南町では
途に就いたばかりである。
有機農家の所在から
有機農産物を扱うお店やレストランの
データベースづくりから、
町民への情報発信、学校給食への導入、
セミナーやマルシェの開催等々、
様々な意見・提案が出された。
すべて、これからである。
では、僕ら加工業者に何ができるのか。
スケールメリットがなく、農家が
地域に分散する状態では、
できることは、今のところ、ほぼない。
この課題も、これからである。
ただこう見えても、
長年有機農業に携わってきた経験はある。
少しでも貢献していきたいと思う。
今日、2月23日は富士山の日。
いつものように
単身赴任アパート前で撮影してみる。
雪はかぶっていても薄めの印象。
そしてこの日にか手に入らない、
こんなお酒もゲットした。
富士山の日の朝に絞った限定品。
「白隠正宗」の銘柄で知られる
沼津の高嶋酒造謹製。
静岡で開発された酒造好適米
「令和誉富士」100%使用、
純米吟醸生原酒のおりがらみ。
こんなお酒を手に入れるのも、
静岡に住む楽しみの一つである。
地域を耕す。
やれるだけのことをやるのみ。
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