BLOG
エビちゃん日記
- かんなみ百景
- 食・農業・環境
8月29日(木)、
石破さん来丹に浮かれた翌日。
今度は雨の中、函南町役場に向かう。
午前10時、
2階大会議室で開かれたのは
「函南町有機農業推進協議会」設立総会。
2年前に準備会がつくられ、
24回の会合を経て、設立にこぎつけた。
事務局は函南町役場の産業振興課
に置かれる。
ようやく函南町でも、
農民・市民レベルだけでなく、
有機農業を広げるための
公的な拠点がつくられたというワケだ。
協議会に参加したのは
正会員が16人、賛助会員が8人。
フルーツバスケットは農産加工
という立場から、
賛助会員として参加した。
設立趣意書、規約が承認され、
役員の選任が行われる。
会長には、
準備会から中心的役割を担ってきた
水野昌司さんが推挙された。
農学博士で、
先般レポートしたMOA大仁農場
の中にある公益財団法人
「農業・環境・健康研究所」の
常務理事を務める方。
大仁農場は伊豆の国市だが、
水野さんは函南にお住まいである。
設立準備会代表から、
あらためて協議会会長に任命され、
挨拶される水野さん。
規約に基づいて、
会費の額・徴収方法が確認され、
以下の事業計画案が示された。
・生産向上につながる栽培技術支援
・講習会などの実施
・参入希望者への支援
・モデル的先進地区づくり
・学校給食への有機農産物の導入
・消費者への入手に関する情報提供
・マルシェや農業体験会・収穫祭などの開催
議事は粛々と進み、
議案がすべて承認されたあと、
選出された役員の方々が
ひと言ずつ挨拶。
左端のマスクをされた方は、
副理事長の米倉賢一さん。
じつはずいぶん前に
大地を守る会の米生産者会議で
講演をお願いした方である。
マメ科のヘアリーベッチを緑肥として
活用して米の無農薬栽培を行なう、
その技術についてお話しいただいた。
函南で「有機稲作研究所」を開き、
また「伊豆陽なたビオファーム」の
農場名で有機農業を実践されている。
講演をお願いしたのは
もう20年くらい前だと思うが、
覚えてくれていた。
ちなみに写真右端は、
監事を仰せつかった
酪農王国(株)代表の西村悟さん。
帰り際、
この協議会設立に尽力された
町議会議員・兵頭真一さんから
「ぜひ正会員になってほしい」
と懇願された。
この方も自然農法の実践者である。
函南町で有機農業(自然農法含む)
を実践される方はまだ少ないが、
それでもまあ、
役者はけっこういるのである。
長く有機農業に関わってきた者として、
この動きは放っておけない。
どういう形でお手伝いできるか、
まだ分からないけど、
しっかり付き合っていきたいと思う。
前日、「ぼくは農林派だ」と
言った石破さんに、
有機農業をどう認識されているか、
ぜひ聞いてみたかった。
残念でならない。
お問い合わせ
Contact
商品、委託加工、
その他ご不明点につきましては、
お気軽にお問い合わせくださいませ
-
055-974-2236
8:00-17:00(土日祝除く)
- お問い合わせフォームはこちら