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エビちゃん日記
- 食・農業・環境

政府の備蓄米が市場に流れ始めても
(‥って、まだわずかですが)、
コメの価格は相変わらず
高騰が続くままです。
放出予定の備蓄米は計21万トン。
場合によっては追加放出もあり得ると
農水大臣はのたまわっている。
東日本大震災の時ですら
放出米は4万トンだったことを
鑑みると、
今回の異常さが窺えます。
怖くないですか、この数字。
東日本大震災以上なんです。
備蓄米が市場に出回らないのは、
手続きの面倒さや物流事情だと
報道されてますが、本当でしょうか。
どうも怪しい、、、
と思うのは僕だけでしょうか。
ワタクシの勝手な推論は、
流通というより、入札の多くを
落としたJAの、出し惜しみ
(需給調整)ではないか、
というものです。
放出して一時的に価格が下がっても、
秋の新米が出るまで在庫は厳しい。
今年産の出来高次第では、
その後もっと恐ろしいことが
起こるかもしれない、と。
民間備蓄に変わって、少しずつ
様子見ながら吐き出され、
価格は高値が維持され続ける
(それは生産者の手取りには
必ずしもつながっていません)。
そんな調整に汲々としている間に
穴埋めを輸入米が果たしたとなれば
(トランプ圧力も気になるし)・・
いったい何のための、
誰のための農業政策でしょうか。。。
あくまでも勝手な推論であり、
邪推が邪推で終われば良しですが、
価格を市場に任せてきた国の
コメ政策のツケは、
生産力=自給力の低下、
そして国民生活の不安定化に
つながっていってるとしか
思えてならないです。
またいっぽうで、
「しょうがないのでパンに~」
といった市民の声を
そのまま垂れ流している報道も
いかがなものかと思う。
はたしてパンの方が安いのか?
僕は不思議でしょうがない。
ちゃんと検証してみてほしい。
「食」の値段、つまりは
日々の「お買い物」が何と
つながっているのか-
子どもたちには、株式投資の前に
「経済」の本質から教えてほしいと
願わずにいられない心境です。
この間の報告を、ふたつ。
農山漁村文化協会(通称「農文協」)
が発行する雑誌『現代農業』から、
メンマに関する原稿の依頼を受けて
寄せた短文が、
4月号に掲載されました。
「伊豆の里山めんま」開発経過
から今日までの取り組みについて。
書きたかったのは自慢話ではなく、
地元の加工業者を巻き込んだ
取り組みの一事例の提示、です。
荒れていく竹林対策に
住民・市民レベルで取り組むのは
素晴らしいことだけれども、
まだ健在のタケノコ農家や
地元企業をつなげての取り組みも、
地域経済の活性化には
必要なのではないか、
というのが僕の持論です。
農家のバイブルとも言われながら、
農家(と一部の趣味人)以外は
読むこともないような雑誌ですが、
参考まで。
もし図書館を利用される方がいらしたら、
覗いてみていただけると嬉しいです。
タケノコが出回り始め、この時期
挑戦する定番となってしまったのが
若竹煮。
今季初チャレンジは、、、
ワカメ入れるの、忘れた。
でも味はまずまず。
ふたつ目の報告は、
4月10日。
昨年8月に設立された
函南町有機農業推進協議会の
今年度総会が開かれ、
監事を仰せつかりました。
有機農業実践者ではないので
控えめにすべきかとは思いつつ、
函南での有機農業の発展に
少しでもお役に立てられたらと思い
お引き受けした次第です。
ますますこの地から足抜けできなく
なっていきそうで怖いですが、
食と農の価値は、
どの地であろうと関係ない。
これまで学んだことを
少しでも伝えられるよう
頑張ってみたい。
地域を耕すー
このテーマは、コメの騒乱に対する
回答でもあると思うし。
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