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エビちゃん日記

2026/04/19
  • あんしんはしんどい日記
  • 食・農業・環境
悩ましい春

死んだ地球ではビジネスは成り立たない。

これは、
20世紀最大の環境運動家といわれた
登山家で、国際的環境団体「地球の友」
の創始者でもある
デビッド・ブラウアー氏の言葉だが、
いまこの地球で起きている惨事は、
まさにそんな事態に進んでいるとしか
言いようがない。

アメリカのイラン攻撃は
2月末に始まり、トランプ大統領は
「4週間ほどで終わる」と言いながら
今もって解決しないどころか、
ホルムズ海峡をめぐって
泥沼の綱引き状態が続き、
あらゆる産業に深刻な影響を与えている。

かの「民主主義国」に君臨する王様は、
単純に保有する軍事力の差だけで
計算したフシがあり、どうも
かつてのベトナム戦争の教訓を、
学んでいなかったようだ。

おかげさまで、
すべての物資が値上がりしている。
供給が途絶えるものも増えつつある。
当然のことながら、わが社の事業にも
その重圧は及んできている。

平和でなければ事業も成り立たない。

経営の神様と言われた
松下さんだって稲盛さんだって、
生きていれば
きっとそう言うに違いない。

 

それにしても思い知らされるのは、
石油という歴史遺産のスゴさである。

燃料(エネルギー源)になるだけでなく、
生活の隅々まで石油が浸透してしまった
時代に、僕らは生きている。

農薬に化学肥料、家畜の餌、
一次産業を支える各種資材・・と、
食料生産の基盤が揺らぎ、
ナフサ(原油の精製過程で抽出される
粗製ガソリン、プラスチックの原料)
がなくなれば、ほぼだいたいの
日用品は運べなくなる。
いま直面しつつあるのはそういう事態、
大げさでなく「現代文明の危機」
という事態である。

 

この不毛な戦争によって、
どれだけの環境が汚染され、
石油資源が浪費されたことか。
戦争っていうものは、
もっとも愚かで非人道的な行いであり、
SDGs にもっとも反する行為である。

こうも言えるか。
たとえ核戦争で人類が滅んでも、
地球が死ぬわけではない。
しかし何億年もかけて進化とともに
生命循環のバランスを整えてきた
この星の生態系を、
壊す権利はヒトにはないはずだ。
というか、その生態系のおかげで
ヒトは生かされてきたのだから。

 

元をたどれば同じ経典
あるいは預言者に行きつく
3つの宗教が、
かくも凄惨な殺し合いを続け、
世界が振り回されている。
どうにかせーよ。。。と、
八百万(やおよろず)の神と
テキトーに折り合いつけてきた民
の一人は、思うのだが。

いや、違うな。
ローマ教皇とも喧嘩する
大統領である。
宗教の問題ではないか。

宗教を狡猾に利用しながら、
破滅的な “ 自国ファースト ” に
陥ってしまったことで、
地球規模での危機を招いてしまった、
これはまさしく
「残念な権力者の悲惨な失敗」
として
歴史に記録されるのではないか。

あの人を糺せるのは
アメリカ国民しかいない。
どうなるか、見続けたい。

 

そして考えたいのはやはり、
エネルギー政策である。

 

4月17日。
丹那盆地に、今年も白鷺の一群が
降り立ってくれた。

彼らは突然やって来る
(渡りなんだから、当たり前か)。

しかも、僕の見るところ、
必ず、同じ田んぼに舞い降りる。

田んぼは人が人のために
自然を改変して作った装置だけど、
水循環とともにあることで、
多くの生き物を育む「環境」
ともなった。
しかし今や、この国では
ただコメを作る生産手段でしか
なくなってしまっている。
そのコメすら
安定供給が危うくなりつつある。

彼らが来なくなった時、
僕らは生きられているか・・・

悩ましい春である。

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