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エビちゃん日記
- 雑記その他
11月7日(木)。
「立冬」に入ったこの日、
途端に冷たい風が肌に刺さってきた。
甲府の観測所では一ヵ月遅れでの
富士山の初冠雪が確認され、
東京や近畿地方では「木枯らし一号」
が吹き荒れた。
(「富士初冠雪」についての疑問は
前にも書いた
ので割愛。)
一気に寒くなりましたね。
昨日まで半袖がまだ仕舞えない、
そんな気分だったのに、、、
秋らしい爽やかな日は
何日あったでしょうか。。。
休日、たまに散歩する小川の土手で
撮影した一枚。
背景に富士山のシルエットを。
南側では、まだ雪は見えない。
異例の遅さだ。
アメリカでは大統領選挙が行われ、
トランプ氏の地滑り的勝利が報じられた。
さてどんな未来になるのか、
僕には予測できないが、
温暖化(気候変動)対策が後退するのは
確実視されている。
大型ハリケーンや大規模な山火事に
遭いながらも、気候変動を信じない
“ 自国(の目先)ファースト ”
のリーダーに、
あの大国が舵取りを託した。
移民を拒否するんだったら
白人はみんな去るべきだ、
とか言いたくなってしまうが、
ま、それはともかく、
すかさず出した
自然エネルギー財団
の《声明》を紹介したい。
11月5日投票の米国大統領選挙の結果、
ドナルド・トランプが再度、
大統領の座につくことになった。
選挙中の発言、また前回の
トランプ大統領の行動が示すように、
世界は米国連邦政府が
気候変動対策に背を向ける事態に
備える必要がある。
しかし、世界は
最初のトランプ政権による
パリ協定離脱宣言などの
ネガティブな行動にも関わらず、
気候変動対策を前進させてきた
経験を持っている。
米国内でも、
トランプ政権の政策に関わらず、
2017年~2020年の4年間の
石炭火力発電の減少量は
オバマ政権2期目(2013-2016)
の4年間の減少量の1.7倍となり、
より多くの自然エネルギー発電設備が
導入された。
自然エネルギーへの転換は、
企業自身の選択と経済合理性を
最大の推進力として進んでおり、
誰が政権の座にあろうと
逆戻りさせることはできない。
いま日本の政府、企業、自治体に
求められるのは、
米国の企業、州政府、都市自治体を含め、
気候対策に取り組む世界の人々との
連携を強化し、
脱炭素へのエネルギー転換、
産業の変革を加速していくことだ。
今回の大統領選挙の結果を受けて、
日本での脱炭素化のテンポを
緩めることが許されるなどと
考えるとしたら、
気候変動克服に向けた日本の責務
に関してだけでなく、
日本経済の国際競争力強化の観点からも、
大きな過ちをおかすことになる。
自然エネルギー財団は、
2035年、2040年のエネルギー
転換戦略を明確に示し、
自然エネルギー導入加速に必要な
規制改革の方策を提起するという
独立シンクタンクの役割を果たすことにより、
日本とアジアの脱炭素化に
積極的に貢献していく。
この声明を支持したい。
どんな経済理論よりも
たしかな事実としてある
熱力学の法則によれば、
人類も含めたこの地球の生命体は、
物質とエネルギーの循環の
範囲内でしか
生き永らえることができない
-らしい。
それがたしかならば、
このままひたすら廃棄物を溜め
(エントロピーを増大させ)
続けた先にあるのは、
「熱死」とよばれる破滅しかない
-らしい。
ヒトの行ないで言えば、
その循環のベースになるのは、
唯一の「生産」的行為といえる、
農業(一次産業)である。
それを持続可能な形で成り立たせ、
寄り添う形で、私たちは
暮らしを見直していく必要がある。
(今の農業に問題はあるとして、
あるいは農耕こそ諸悪の根源だ
という論は別として・・)
他の工業製品や流通・サービス等々も
「売上」としてお金が算出されれば
「生産」として勘定され、
GDP(≒経済成長)に貢献するが、
それはあくまでも石油等々の
“ 限りある ” 地球資源を
「消費・加工」して成り立っている
ものである。
そして一方的な「消費」によって
溜まり続ける「廃棄物」は、
未来世代への悪魔的なツケとなって
残されていくことを
(原発はその最たるものだ)、
今を生きる者は
知っておかなければならないと、
大統領選挙の騒ぎを眺めながら、
改めて思う。
散歩で撮ったもう一枚。
このワラも、太陽エネルギーと
水と土の力による
物質(&栄養)循環によって、
何千年と変わりなく
生み出されてきた、
持続可能な「生産物」である。
いや、「循環物」と呼ぶべきか。
それによって僕らは生かされている
のだが、「経済学」というやつは
この価値を
未だに捉えきれないでいる。
ドナルド・トランプという
アニメ・キャラクターみたいな方の
個人的資質はともかくとして、
国際情勢も鑑みると、
どうもこのままでは
人類は「熱死」に向かう
しかないように思えてしまう。
希望はやっぱ、
「農」への回帰か。。。
せめて持続可能な「循環」に
連なれる「加工」屋でありたい
と思う。
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