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エビちゃん日記
- 脱原発・自然エネルギー
- 雑記その他
引き続き8月の報告で恐縮です。
やっぱこれも書き残しておきたいので、
お許しを。
『腐植』上映会&吉田太郎さんトーク
から帰った翌8月3日(土)、
今度は伊豆の国市の山中にある、
とある施設を探して車を走らせた。
行ったり来たり迷いながら
たどり着いたのは、
「クロチェット・スクール」
という施設。
元は「サレジオ学院韮山セミナーハウス」
というミッションスクールの施設だったが、
同学院が手放してから
10年以上利用されずにきた。
それを「キューノート」という
IT企業が買い取り、改装して、
新たな
“ リベラルアーツの発信拠点 ”
として再出発させた。
その第一弾として企画されたのが、
13の独立系メディアと
33人の言論人・アーティストが
集結して、二日間にわたって
トークを繰り広げる、名づけて
「論壇フェス」。
集まった論客は
田原総一朗氏、上野千鶴子氏、斎藤幸平氏、
宮台真司氏、島田雅彦氏、津田大介氏、
望月衣塑子氏、青木理氏、白井聡氏‥‥
といった面々。
加えて、僕が最近注目している青木美希氏
(『なぜ日本は原発を止められないのか?』
や『いないことにされる私たち』
『地図から消される街』の著者)の
お名前もあり、
これは行かないわけにはいかない、
と思ったのだった。
二日間でどれくらいの人が
集まったのかは定かではないが、
臨時に設けられた駐車場には、
東北やら近畿やら、全国各地の
ナンバーが見受けられた。
参加者にはリストバンドが配られ、
これが二日間の通行許可証になる。
用意されたプログラムは
30のトークセッションに
夜のライブ。
僕は残念ながら一日目の午後、
2つのセッションしか
聞くことができなかったが、
各教室とも、けっこう満席に見えた。
ライブで配信されるため、
トーク中の撮影は禁止。
開始前に一枚だけ許してもらった。
8月3日(土)第3時限目、
「日本は原発をやめられないのか?」
の開始直前の様子。
ゲストの宮台真司氏が、
時間になっても現れず、
司会(前に座っている左端の男性)
のジョー横溝氏がイラ立っている。
どうやら宮台教授は
時間を守らないので有名らしい。
ちなみにジョー横溝氏とは、
2022年6月に大和川酒造店で
催したライブコンサート
「クラリズム」以来である。
セッション終了後、
挨拶したら覚えてくれていて、
ちょっと嬉しかった。
トークの詳細は省くが、
とにかく原発を止められないのは、
既得権益や利権を守り合う勢力の
岩盤的強固さ、安全神話、
「今さら(自分から)やめると言えない」
あるいは「結論先送りで逃げる」という、
戦時体制と変わらない無責任性、
それやこれやが重層的に絡み合った
構造であるということだ。
(「核を持つ技術力を有しておきたい」
という政治的思惑も大きいと思うが、
そこは語られなかった。)
簡単には止められないが、それでも
「選挙に行こう、候補者を育てよう」
「原発を語ることは民主主義を語ること」
だと、青木さんは最後に訴えられた。
それにしても宮台教授は、
クズ、バカ、ヘタレ‥‥と、
相変わらず言葉が汚い。
論点は鋭いところもあるが、
どうも尊敬できない。
もう一つのセッションは、
新しい発見もなかったので、割愛。
会場で、斎藤幸平さんを
見つけたので、ご挨拶。
こちらは2022年12月の
「藤本敏夫没20年記念シンポジウム」
以来だ。
ツーショットにも
気軽に応じてくれたが、
幸平クンは背が高くて、
かつ爽やかで、ムカつく。
二度と並ぶのはやめようと思う。
トークを聞くだけでなく、
こういう人たちと
会場で立ち話ができるのも、
贅沢な企画ならではである。
受付で松本卓也氏との編著
『コモンの「自治」論』が
販売されていたので、購入。
70年代から80年代生まれの
論客7名が語る
実践的「自治」論。
希望なき時代の希望に、「自治」がある!
おススメです。
ちょっとミーハーになって、
サインもいただく。
ちなみに、この「論壇フェス」。
年一回のペースで開催するとの事。
来年は夜のライブも含めて
フル参加してみたいが、
さて、スケジュールがどうなるか。
いずれにしても、
こういう場所(伊豆山中)が
文化の発信拠点となることに、
注目していきたい。
たくさんの若いボランティア諸君、
お疲れ様でした。
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