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3月の振り返り

2018/03/31
  • あんしんはしんどい日記
3月の振り返り

3月31日(土)。
満開の桜もあれば、開花したばかりの桜もある、
海抜235m、丹那盆地の風景。

激しい寒暖の差を繰り返しながら、
3月も終わりとなる。
毎度のことながら今年は格別・・・人に言えない苦悶の月だった。

決算前の分析、投資の判断、次期事業計画の策定、人事考課・・
労務管理や賃金規定の見直しにも取り組んだ。

幸い売上も利益も伸ばすことができたが、
そうなるとそうなったで別な葛藤も生まれ、
様々な判断が迫られる。

税理士さんからは「税金ごそっと持ってかれますよ」と言われた。
取られると思うと腹も立つけど、しょうがない。
これは社会のためだ。
ていうか、「素直に税金を払うのは無能な経営者」という発想が
世間には根強くあるようで、
僕はずっと腑に落ちないでいるのである。
たしかに、税金払わずにうまく儲けている企業も多いようだ。
しかしそれで世の中ただしく回るんだろうか。
「堂々と税金払って(貢献して)、使途をチェックし、
言いたいことは言わせてもらう」は、
甘ちゃんのセリフなんだろうか。。。

2年前に税務調査が入った際、内心ドキドキしたけど、
追徴されることはなかった。
二日間にわたってあら捜しされ、
結局「きれいですね~」と言われた。
その時の僕の思いは、
「目の前で税金が無駄に使われている」。
この人たちをここまで捜索に駆り立てさせてしまう元凶は何だ。
そのことにこそ腹が立ったものだ。
(もちろん税制度の問題は別にあるけど。)

今さら誰にも聞けない素朴な疑問が残り続けている。
どなたか正しい答で迷える経営者をお導きください。

 

というわけで続きを書く余裕なく、3月が過ぎてしまった。
書き残してしまった話がいっぱいある。

3月5日(月)、
「大地を守るオーガニックフェスタ」の翌日開催された
オイシックスの「N-1サミット」。

「農家・オブザイヤー 2017‐2018」と題して、
お客様からの好評の数で決まるという表彰式が行われた。
これに今年から大地を守る会の生産者もノミネートされた。
けっこう入ったね。

フルーツ部門賞は、
リンゴの原俊朗・原明子さん(長野)がゲット。

伝統野菜部門賞は、
おきたま興農舎(山形)の茎立菜。

そして栄えある最高金賞には、
福島わかば会のきゅうりが選ばれた。

いずれも古い付き合いの生産者で、
「大地を守る会とともに30年以上一緒に歩いてきた~」と、
それぞれの受賞の言葉にも含蓄があり、
感動させられた。

 

本当はもうちょっと丁寧に報告したいんだけど割愛して、
書けなかった今月の出来事を。

3月9日(金)は千葉・成田まで出かけ、
さんぶ野菜ネットワークの総会に出席。

今年も新規組合員(自立できた研修生たち)が
多数生まれていた。

 

翌10日(土)は以前ご案内した
日本科学未来館シンポジウム
「Lesson #3.11プロジェクト 7年目の選択」
に参加。

考えられるだけの手を打ってきて、
食品への汚染は心配ないレベルに至ってきてはいるが、
終わったわけではない。まだまだ道のりは遠い。

 

翌11日(日)は、
酪農王国オラッチェで東日本大震災チャリティーイベント
「被災していない僕たちが頑張る!」。

あれから早や7年。。。
僕は丹那で祈らせていただきました。

 

次の週、3月17日(土)は神保町にて、
福島県有機農業ネットワークの東京交流会に参加。

有機ネットでは新たに「サポーターズクラブ」を
立ち上げるとのこと。
少々粗い企画にも思われたが、彼らの活動には
とことん付き合っていくと僕は決めている。

続く18日(日)は、
クラウドファンディングで協力した
『清流に殉じた漁協組合長』の出版記念イベント
「ダム問題は終わっていない」に参加した。
最上小国川ダムより、話はもっぱら
長崎・石木川ダムの問題になっていた。

 

そして19日(月)は、
山梨・笛吹市(旧一宮町)の桃生産者、
久津間紀道さんを訪ねる。

今回は桃ジャム原料の商談ではなく、
久津間さんの友人が立ち上げた農産加工場を見るのが目的。
この加工場で何ができるのか、一緒に考えていければ
楽しいことも生まれるかもしれない。

一つ一つをちゃんとレポートしたかったけど、
本業のほうが精一杯で、、、すみません。

明日から4月。
いろいろと振り返り、遅れてでも書き残すべきものは残しながら、
しかし気持ちは新たにして、新年度に臨みます。

 

それにしても、新規事業に取り組んだこともあってか、
経営の怖さを感じ続けた一年だった。
しかし、あらゆる事業は社会のためである、という信念は
ゼッタイに忘れたくない。

事業を継続させるには “儲け” が必要だ。
しかし、事業から生まれた “儲け” のいくぶんかは
社会(人々の暮らし)を良くするために納めたい。
そしてそれは僕らの血税と言われるものだから、
使われ方・流れ方についても、分配を司る方々に対しても、
あるいは公務員の振る舞いに対しても(どっちを向いているか含め)、
言いたいことは言い続けたい。

最後にしつこく。
税金払う以上、口も出すぞ。
この国(の政治)に対しては、
「アマゾンより私の方が言う権利を持っている」
とは、胸を張って言っておきたい。

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