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「メンマ」から次へ-

2023/06/14
  • かんなみ百景
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「メンマ」から次へ-

6月12日に行われた丹那小学校の「ふるさと給食」が
地元紙に取り上げられたので、貼り付けます。
やっぱり、ちょっと、自慢したい気持ち・・

まずは翌13日、静岡新聞に掲載されたもの。

 

 

続いて本日14日掲載の伊豆日日新聞。
こちらは堂々、一面トップです。

縮小されて読みにくいかと思うので、再録しますと-

<リード>
函南町立丹那小6年の鳥屋咲七さん(12)が取り組んだ
地元産農産物に関する総合的な学習をきっかけに、
同校のふるさと給食で、丹那地区などの若竹を原料にした
メンマを使ったメニューが実現した。
12日には、鳥屋さんの調査訪問を受けた食品加工会社
フルーツバスケット(丹那)の戎谷(えびすだに)徹也社長が
同校を訪れ、児童と一緒に味わった。

<本文>
鳥屋さんは5年生の時、丹那小(土屋貴俊校長、児童55人)の
総合的な学習で、伊豆日日新聞(昨年12月7日付)に掲載された
記事を読み、同社が開発した商品「伊豆の里山めんま」に興味を持った。
今年1月、1人で同社を訪れ、商品化した経過だけでなく、
地域で荒廃が進む竹林の現状を調査した。

鳥屋さんの熱意に感銘を受けた戎谷社長は
「地元産のメンマを子どもたちに食べてもらいたい」
と同校に申し入れた。
同校は、ふるさと給食週間(6月12~16日)の食材にする
ことを提案し、初日メニューのひとつ「あんかけチャーハン」で
具材にすることを決めた。

当日、戎谷社長は、ランチルームでの給食で、
鳥屋さんたちのグループに入った。
食事終了後、児童たちは「おいしかった」と元気に声を上げた。
戎谷社長は「竹林は放っておくと増え続け、いろいろな被害が出る
ことも知ってほしい」と話した。

鳥屋さんは「初めてこのメンマを食べた時、シャキシャキ感があって
とてもおいしかった。丹那の竹で作っていることに驚いた。
学校のみんなに食べてもらえて良かった。
これからは竹林の問題も考えていきたい」と意欲を持って語った。

同社は商品80パックを、調理のレシピを添えて児童らに贈った。

-記事、以上-

 

14日、この記事を読んだ県の職員さんから早速電話が入ってきて、
「夏休みに、小学生の親子を対象に体験学習をやってくれないか」
との打診を受けた。

気持ちとしては前のめりになってお引き受けしたいところだが、
外部からの依頼を受けるには、相応の責任が伴う。
ましてや公的機関からの打診である。

竹林といえども、山だからね。事故リスクも当然ある。
マムシだっている可能性がある。
手前の力量は冷静に判断しなければならない。
当方(私のこと)、イメージはできていても、
これから実践練習みたいなレベルだから。

 

しかし一本の記事を見て、
すぐに連絡してこられるところを見ると、
プログラムが足りないのだろうか。

職員さんの話では、静岡県東部は
首都圏に出たまま帰ってこない若者が多い地域であると。
アンケート調査をしたところ、
一番の理由は「地元に魅力的な企業がない・知らない」、
ということらしい。

地元の価値や魅力を再発見させる取り組みを加速させたい、
そんな思いが伝わってくる。

 

メンマというニッチな商品開発から、
僕はもしかして、想定していた以上に深い「地域の悩み」に
足を踏み入れてしまったのかもしれない。

まあ思案したところで、やってしまった以上は、
ここから背を向けて逃げ出すという選択肢は、もはやないし。
扉を開け、前に進むしかないし・・・もう分かっている。

若いときからの、成功する根拠もなく発してきたセリフ
「やるしかない!」が、またしても頭をもたげてきている。

おかげで、ずっと「思い起こせば恥ずかしきことの数々」
(フーテンの寅さんの定番セリフ)的人生だけど、
それで得た宝物もまた、数々ある。

 

まあ、自分なりに、やれるだけのことをやろう。
たとえ課題解決には遠く及ばない、微力な一歩であったとしてもだ。

加えて、もうひとつ・・
「メンマを作ってから、社長は遊びが過ぎる」
と、社内から糾弾されないようには、しなくてはいけない。
自己満足に陥らないことだ。

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