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エビちゃん日記
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いや、こんなに書くつもりはなかったんだけど、
ついつい引っ張ってしまった。
「だいち交流会・幕張会場」
- 森から海への、大地を守る会のつながり。
里から海へ、とくれば
専門委員会「おさかな喰楽部」の登場。
海と魚に触れ、漁師や水産加工者たちと交流し、
お祭り大好きで、包丁さばき講座もやれば、
時に漁業の未来などを語り合う、人気の専門委員会だ。
北海道厚岸町の漁師の植林活動を応援してきた実績もある。
吉田和生事務局の活動報告に続いて、
海をテーマに指名された生産者は、北海道斜里町から
「(有)知床ジャーニー」代表の羽田野達也さん。
世界自然遺産にも登録された知床半島で、
えぞ鹿肉や鮭の加工・販売を手掛ける。
社名の名付け親は作家の故・立松和平さんである。
知床の雄大な自然とそこに生きる動物たちの姿が
スライドで紹介され、
森と海のつながりを体現する王者・鮭のお話へと続いた。
近代合理主義に毒された僕らは、もっと熊や鮭から学ばないと、
とんでもないことになるんじゃないか。
いや、もうなってるか。
山仕事から始まったこの展開を、
サラッとまとめて済ませられなくなったのは、
そんな思いに駆られたせいかもしれない。
テーブルを囲んで懇談に入る前に、もう一人。
福島でたたかってきたこの人に、4年間の苦闘と得たものを
語ってもらった。
「大地を守る会の備蓄米」生産者である「稲田稲作研究会」、
法人組織は ㈱ジェイラップ、代表の伊藤俊彦さん。
今までに経験したことのない大地震と、
直後に襲ってきた放射能の災禍。
この未曽有の事態にひるみおののきつつも、
家族と仲間のために、自らを奮い立たせてきた4年の歳月。
徹底した分析に裏打ちされた除染技術の獲得、
そして実践、分析、また実践、その積み重ねで
たどりついた今の思い。
「食べてください、と頭を下げてお願いするつもりはありません。
ただ、孫たちに食わせても大丈夫と胸を張れるコメを
皆さんに届けてきたという自負はあります。」
世界じゅうのゲンパツが廃炉の時代に入りつつある今
(現在29カ国に431基の原子炉が存在する)、
彼らが獲得した科学と技術と哲学は、いつか世界を救う。
これが「大地を守る会の備蓄米」の底力でもある。
僕らは、食べるという行為によって、
未来の安全弁を支えているのだ。
この輪を、僕は何としても守り続けたいと思う。
森-里-海、いやたしかに僕らはつながっている。
この企画、もっと洗練させてやってみたいね。
そんな気になったのだった。
「食べる人」とはどんな存在なのか、
その答えもきっと浮かび上がってくるように思う。
まさに、つながりはここにあるのだ。
あとは懇親会、そして二次会へと続いて、お開き。
数時間後には新宿での「オーガニックフェスタ」が
待っている。。。
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