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エビちゃん日記
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今日は「酪農王国オラッチェ」のスタッフとともに、
東京・恵比寿まで出かけた。
出向いた先は、恵比寿ガーデンプレイスタワー。
その地下一階にある
「恵比寿アカデミーガーデン」。
これまでの学習塾や学童保育の枠を超えた、
「家庭・学校・職場に次ぐ、子供から大人まで学べる第3の学びの場」
を謳っている。
幼稚園・学校へのお迎えサービスから始まり、
算数や英語など教科の個別指導だけでなく、
絵画、書道、将棋、そろばん、音楽、英会話などなど
習い事のカリキュラムがいっぱいあって、
自由に選べる仕組みになっている。
ここで今日、「SPRINGオープンデイ講座」と銘打って
様々な体験プログラムが用意され、その一つとして、
オラッチェの定番である「バター作り体験」も
ご指名を承ったというワケ。
到着して、いただいたタイムテーブルを見ると、
読み書きレッスン、英会話、科学マジック、バレエ体験など
実にバラエティに富んでいる。
「バターを作ろう!」のあとには原宿のお米屋さんによる「お米ゼミ」
(脇で聴いてて、つい手伝ってしまった)、
隣の部屋では空手教室、といった具合。
朝10時前から、若い親子が続々と集まってくる。
午前1コマ、午後1コマ(各1時間)の2回、
「バターをつくろう!」講座を開講。
といっても僕は、オラッチェ職員のただの補助スタッフだけど。
まずは紙芝居から。
普段はオラッチェで動物の世話をしている小野千鶴さんが、
優しい言葉で「牛の一生」と「牧場の仕事」の2本立てで紹介する。
本来は仔牛のための牛乳をいただいていること、
乳を出すために人工授精で出産を促されていることなど、
けっこう生々しい話も盛り込まれていて、
「ええッ!」と驚き複雑な表情をした子供もいたりして、
きれいごとだけではない酪農の世界を伝えようとしていることに、
僕は共感した。
これが現代の「生きている(=食べる)」背景だからね。
続いて神尾純也さんの説明とリードで、
生クリームからバターを作る工程をやってみる。
といってもクリームから水分を飛ばすために、
ひたすら振る作業である。
出来上がりを見るコツは、音の変化を聞き分けること。
お母さんやお父さんに手伝ってもらいながら、
振ること10~15分、固形物が現れてくる。
これがバターだ。
出来上がったバターをパンに塗って、食べてみる。
食べてもらいながら、いまバターが不足してきていることや、
牛乳製造過程で行われるホモジナイズ(脂肪球を壊して均一化させる
こと=ほとんどの牛乳がホモジナイズされた牛乳である)や、
殺菌温度の違いなどについて説明する。
パンに塗りだしたところで、
さりげなくジャムもテーブルごとに配って、
「よかったらジャムもどうぞ」と促す。
「どうぞお」と語尾を上げる今どきの店員になってる
おっさん・・・はたして、どんな印象だったのでしょうか。
無添加ジャムの説明をしながら、
丹那牛乳の乳質の良さが低温殺菌牛乳を生んだこと、
バターが不足していることの背景に酪農の厳しい現実があること、
ノンホモジナイズ牛乳も試してほしいこと
(バターもわずかながら家庭で作れます)、
など補足しつつ、最後は大地を守る会のPRも
少し挟ませていただいて。
嬉しかったのはジャムが大変好評だったこと。
一週間前の東京集会でも感じたことだけど、
子供の反応は大人の思い込みによる期待とは異なったりする。
ジャムのビンから直接舐める子や、
「ねえ、このジャム買って!」とねだる子が出現して、
もう余計な言葉は不要である。
ただ素材の良さと無添加作業工程の違いを語るのみ。
お昼になると、
いや、実に美味しそうな食事が出てきた。
栄養士・料理家の岩木みさきさんと
料理家の長沼梨沙子さん+スタッフの手による、
栄養バランスの行き届いた食事が並べられる。
しかも和食だ。
のり巻き、鶏と野菜の煮物、白和え、ミニ桜もち、
どれもとても美味しかった。
実は、大地を守る会の野菜や調味料も使ってもらっている。
予算の厳しいフツーの学校や民間の保育では
歯が立たない取り組みかもしれない。
格差社会という言葉が脳裏をよぎったりもする。
しかし、子供たちに「食」の大切さを伝えられるなら、
場面を問わず僕らは語り続ける必要がある。
「食」から世界を見る視野を持つ子供たちが育つためにも、
僕らはもっと街に出るべきだ。
オラッチェのお二人に(上司の方にも)ー
日曜日にご協力いただき、有り難うございました。
またオファーあると思うので、ヨロシク。
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