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エビちゃん日記
- 日々日々フルーツバスケット
![](https://fruitbasket.jp/wp-content/uploads/2015/04/20150409湘南ゴールド.jpg)
4月に入って早々から出歩いてたけど、
会社ではプチなリフレッシュも試みている。
事務所の曲がっていたブラインドをロールスクリーンに替え、
玄関の看板(表札)を新調した。
些細なことのようで、でも
けっこう大事なことだと思っている。
4月1日には18歳の新人・渡邉七海さんが入社した。
いくつかの手続きやレクチャーをすませ、
いきなり現場に入ってもらい、日報の提出が指示される。
4月1日(水)、キウイジャムの製造。
4月2日(木)、湘南ゴールド(柑橘類)の搾汁。
4月3日(金)、イチゴのかき氷シロップの製造。
そして今週は緑茶、ぶどう、みかん、みぞれ・・・と
かき氷シロップの製造が続いた。
まずは見ながら、次に機械の扱いを教えられ、
順番に手ほどきを受けていく。
こんな感想が日報にある。
毎日が違う作業なので、あっという間に週が終わってしまいました。
1日1日が充実していて、
日に日に変わる製品を作ることに楽しさを覚えました。
全然何もわからない私を芦澤さんやパートさんは
1からきちんと教えてくれて、本当に助かっています。
分からないままではいけないのでどんどん覚えて
どんどん頼ってもらえるような存在になれたらよいです。
疲れたという思いはありません。
むしろ色々教えてもらえて嬉しいし、楽しいです。
初々しく、いいね。
まるで校長センセーになったような気分。
いい学校にしたい、とセンセーも思うよ。
中途半端な不良教師でも、素直になれる時があるもので。
日報にあった「湘南ゴールド」は、
まだ見たことない人も多いのではないだろうか。
神奈川県の農業技術センターが12年かけて開発した柑橘。
「黄金柑(おうごんかん)」という名で知る人ぞ知る
ゴールデンオレンジと今村温州の交配品種。
スダチくらいの大きさの黄金柑に比べひと回り大きく
(それでも小さい)、皮はレモン色で実はオレンジ。
華やかな香りと糖度の高さが売りの注目選手で、
神奈川県はこれをメジャーにしようと力を入れているのだが、
隔年結果(一年ごとに豊作・不作を繰り返す)が激しいようで、
なかなか作りづらいと聞いている。
売り出すにあたっての戦略の一つは、
新しい加工品など兄弟製品をつくることである。
それが豊作対応にもなる。
果汁にして保存することで命をつなげ、
用途も広げることができる(=付加価値をつけられる)。
生産物を生かし、生産者の経営を支えるためにこそ
「加工」という世界があるワケだけど、
多くの加工メーカーは厳しい価格圧力の中で、
輸入の安い原料を選択せざるを得なくなっている。
日本の「食」はまるで、
堀を埋められていってる大阪城のようなものだ。
湘南ゴールドのジュースが、
神奈川の柑橘農家と加工者たちを元気にできるなら、
僕らもやり甲斐があるというもので、
年に一度のキウイジャムと湘南ゴールド搾汁に
いきなり向き合わされた新人には、
シアワセなスタートダッシュだ、と言っておこう。
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