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横浜に COBO さん新ラボ・オープン。

2015/04/19
  • あんしんはしんどい日記
  • 日々日々フルーツバスケット
横浜に COBO さん新ラボ・オープン。

17日(金)は新人の歓迎会で一杯やって、
その足で夜のうちに東京までたどり着いて、
翌18日、岩手まで向かう。
10時15分、東北新幹線・新花巻駅集合に無事間に合って、
次に乗り込んだのは
『南三陸鉄道 藻谷浩介講演ツアー』という名のバスツアー。
大型バスに定員60名ぎっしりと詰め込まれて、
今やチョー売れっ子になった藻谷さん(日本総研主席研究員)の
漫談のようなガイドを聞きながら、太平洋岸・釜石まで走る。

釜石から三陸鉄道(南リアス線)に乗り換えて盛(さかり)まで下り、
盛から再びバスで宮城県に入って気仙沼まで。
気仙沼のホテルで懇親会が開かれ、一泊して帰ってきた。

体はさほど動かしてないのに、乗り物に長く乗ってるだけで
けっこう疲れるものだ。
これは多くの方が感じていることではないだろうか。

ここで三陸鉄道の写真などを速攻で上げるのが
ブロガーたる者の務めなのだが、その前に16日夜の話が終わってない。
そんなワケですみません、順番に行きます。

4月16日(木)午後7時。
場所は横浜、地下鉄「センター南」駅から徒歩3分ほど。
この間何度か報告してきた COBO(コーボ)さんが目黒から引っ越されて、
新しい拠点のオープン記念パーティが開かれた。
名づけて『COBO Lab.Yokohama 自然発酵食品研究所』。
様々な分野の関係者が40人ほど駆けつけていた。

20150416COBOオープン⓪

お花を贈ろうか迷ったが、観葉植物を選んでみた。
「大地を守る会職員一同」のデカい花の隣に置かれてしまって、
ちょっと控えめに鎮座した「オーガスタ」(写真右下)。

20150416COBOオープン➀

学名「ストレリチア・ニコライ」。
皇帝ニコライ1世の名前からつけられたらしい。
白い鳥のような花を咲かせることから、
別名「天国の白い鳥」(White Bird of Paradise)とも呼ばれている。
花言葉は「輝かしい未来」。
風水の説では、北西の方向に飾ると、
周囲の人がバックアップしてくれる「後援運」がアップし、
厄除けの効果もあるとか。
たくさんの人たちに盛り立てられながら、
幸運と輝かしい未来を切り開いていってほしい。

植田亜弥さんが「長く育てますね」と言ってくれた。
悪くないよね。

 

COBOさんが開発した「自然乳酸菌EPS」を使った加工食品の
“ 商品化 ” というテーマを頂いたのが昨年の夏。
様々なジャンルに可能性を秘めた「EPS」なる菌群(菌叢)と
向かい合いってから、もう9ヶ月が経った。
格闘したのは僕ではなく、
ケーキ工房「ムーラン・ナ・ヴァン」のパティシエ・前川大造である。
最初は「ヘンな菌を持ち込まれては-」と警戒していたが、
今では「ほぼ(付き合い方が)つかめてきました」と
不敵に笑うようになってきた。

いま、商品化第1号として取り組んでいるのがこれ。
古代小麦全粒粉100%発酵バー。

20150416COBOオープン②

これ1本で食事になる。
品種改良を繰り返してきた小麦ではなく、
旧約聖書にも登場すると言われる
原種に近いディンケル小麦(国産)の、しかも全粒粉を、
48時間発酵させてしっとりタイプに仕上げたバー。
砂糖は使わず、
ぶどう(べりーA)、クルミ、アーモンドを加えてある。

20150416COBOオープン③

小腹がすいた時、残業の合い間、トレーニングの後に、
アミノ酸やミネラルが凝縮された、
消化に優しい低GIバーを1本!
いかがでしょうか。

挨拶する植田亜弥さん。右隣が代表の植田夏雄さん。
そしてスタッフたち。

20150416COBOオープン④

「自然乳酸菌EPS」の説明をする亜弥さん。

20150416COBOオープン⑤

EPSとは-
乳酸菌群と酵母が共生する菌叢の総称で、
原料は山形・おきたま興農舎の無農薬ササニシキ100%。
COBO・ウエダ家が5年の年月をかけて発見したもので、
非加熱でも雑菌不検出(法定基準以下)が証明されたことで、
特許出願に踏み切った。
さらに細かく構成する菌の特定作業を進めている。

植田さんの表現によれば-
乳酸菌酵母のコミュニティによる「媒介」によって、
素材は毒性を減らし、消化吸収にすぐれたアミノ酸、
ミネラル、ビタミン、抗酸化物質などを産生し、
腸内フローラの生物多様性を育みます。

ラボには他に、豆乳発酵クリームやセミドライフルーツ、
無加糖の海苔ジャム、豚パテ、におわないぬか床
などが並べられていた。

富士見堂さんのおせんべいの上に乗せられ、試食。
参加者からは、へえ~とか、ほおー!とか、感嘆の声が上がる。
ただ美味しいだけではない何か、を感じ取っているのか。
僕もまだこの感覚を表現できないでいる。

20150416COBOオープン⑥

説明にも力が入る植田遊さん(左)。

20150416COBOオープン⑦

そして好さん(左)。

20150416COBOオープン⑧

15年前に、広告デザインの仕事をしていた夏雄さんが、
本の制作をきっかけに出会った野生の菌の世界。
家族ものめり込んでいき、チーム「ウエダ家」が誕生した。
ウエダ家が開発した自然発酵システムによる
新たな食の提案活動が始まり、
COBO講座が開設され、5年間で1万人が受講した。
身体を支えるものは何か、
暮らしに大切な要素を取り戻したい・・・
そんな漠とした不安へのひとつの答えを、
COBOさんは提示したんだと思う。

後半のスピーチではトップで指名され、
植田さんとコラボすることになったいきさつを振り返り、
今の段階をお知らせし、二つの商品を同時に世に出したいと
抱負を述べさせていただいた。

続いてマイクを握ったのは
話題のスーパー「福島屋」、福島徹会長。

20150416COBOオープン⑨

いろんな人がCOBOさんと出会っては何かがスパークし、
つながり、ネットワークが広がってきた。
この輪はもっと大きな力になっていくだろう。
大切に育てていきましょう。

 

思えば不思議な縁である。
フルーツバスケットに移らなかったら、
僕にとって植田さんは
会社の “ ユニークな関係者の一人 ” のままだっただろう。
しかも引力が働いたのは、それが “ その時 ” だったから。

1本の挨拶メールから始まった、
まったく新しいコンセプトでの商品開発。
タイミングが合う、というのは運命的出来事である。
あの時の出会い は必然だったと、いつか
物語の序章として語れるようにしたい。

20150416COBO(大地職員と一緒に)

COBOさんの新しいスタートに、まずは乾杯。
そして輝かしい未来のためにも、
この仕事、やり遂げなければならないと
決意を新たにしたのだった。

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