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エビちゃん日記
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夏休みに入って、
酪農王国オラッチェにも連日、
子供たちや親子連れの姿が見られる。
こちらオラッチェ夏の人気企画、
「とうもろこし畑の巨大迷路」。
なんだか懐かしい、
草いきれに包まれた夏の思い出が蘇ってくるようだ。
迷路のスタートからゴールまで、
早い子で10数分、迷った人で30分。
迷ったほうが楽しめる。
なんて思うのは紆余曲折を経験した大人の心境であって、
子供たちはこぞって時間を競う。
強くなりたい、早く走れるようになりたいんだ。
遊びであっても、見えない道の向こうを目指すのは、
冒険である。
とうもろこし畑の巨大迷路は8月いっぱいまで。
どうぞお越しください。
夏の思い出に-
このくそ暑い中、仮住まいの家の玄関に、
ガマガエルが迷い込んできた。
何やってんだよ、干上がっちゃうぞ。
モタモタ歩いていると車に轢かれるぞ、と
日陰に誘導する。
22日(水)は、暑苦しい体型の
製造1課長代理・芦沢(元東京農大柔道部)とともに、
山梨までトラックを走らせた。
達人・久津間さんの桃ジャム製造に向けて、
原料となる桃の引き取りである。
日中は避け、夜に走って帰ってくる計画。
途中、勝沼のぶどう生産者・渡辺猛さんに立ち寄る。
寄っとかないと、あとで何言われるかわかんないし。
猛暑に台風(雨)と、今年の栽培管理は
とても難しかったと思う。
周囲で高温障害が発生する中、それでも
渡辺さんは安定して仕上げてきている。
77歳にして、常に研究に余念がない。
説教もきついけど、まあスゴい人ではある。
5町歩(≒ha)という面積に何種類ものブドウを栽培する渡辺さん。
これだけの面積をやる人は、そういない。
この日見せてもらった中で、
注目したのはアジロンダックという品種。
明治時代に登場したアメリカ系のブドウで、
昔は山梨で広く栽培されたらしいのだが、
完熟すると実が取れやすく、流通が難しい。
小売店でも見かけなくなって、
今では “ 幻のブドウ ” と言われるまでになった。
特徴は香りの高さで、ラブルスカ臭(狐臭)が強い。
生でも充分おいしいが、フルーツソース等に加工してみたくなる味と香り、
などとネットでは紹介されている。
何かに使ってみたくなる希少種だ。
大地宅配でも扱っているが、販売期間は短い。
今です、今。
夜になって、久津間さんを訪ねる。
今日で白鳳の収穫が終わった、とのこと。
世間の夏休み期間は、彼らにとっては休みなしの
キツい最後の勝負どころである。
まだまだ収穫は続く。
ということで、長居は禁物。
久津間紀道さんと丹沢修さんから取っておいてもらっていた
白鳳をトラックに積んで、丹那まで引き返す。
加工用でも、しっかり選別してくれていた。
いいジャムに仕上げなければ。
慎重に運転しながらフルーツバスケットまで戻り、
冷凍庫にしまって、作業を終えたのは夜10時を過ぎていた。
7月22日、342㎏の桃が無事入荷。
これからが、こちらの仕事。
このリレーは、負けられない。
農産加工屋を引き受けた以上、
できる限りのやり方で生産者を応援したい。
これが僕の、未来へのたたかいである。
その積み重ねの中で、人々を幸せにできたらいい。
週末、自宅に届いた『桃七会』。
その3回目は、やはり白鳳だった。
1925(大正15)年に生まれた古い品種だが、
今も横綱を張り続ける人気は、白鵬など比ではない。
久津間さんたちの桃は、やっぱ美味い。
皮ごとしゃぶりついてもいける。
贅沢なひと時に感謝して、夏を乗り切る勢いをつける。
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