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エビちゃん日記
- 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
- 日々日々フルーツバスケット
いつもより早い梅雨が到来して、
気がつけば田園は緑を増しているというのに、
風景を見る余裕はまったくなく、
何とか社長として初めての株主総会を乗り切って
ホッとした一日。
業績はきっちりと上げた報告なので、
ビクビクする必要はないはずなんだけど、
株主お歴々(㈱大地を守る会の役員の方々)を前に
議長席に一人で座って、「ご異議ございませんか」
の瞬間々々はやっぱり少し緊張もした。
ま、無事終了。
11日(土)は、大地を守る会の
CSR推進委員会の総会(正確には報告会)があり、
運営委員の継続も承認いただいた。
『大地を守る会は自前の農産加工会社を持っている。
そこが強みだし、スゴイところだ』 と言わせてみせる!
- これが今回の決意表明。
2年の任期で、さて、どこまで行けるだろうか。
酪農王国オラッチェに隣接する畑に、
ソバでも植えたんだろうかと呑気に見逃していたら、
一斉に花が咲いた。
ジャーマンカモミールではないか。
オラッチェにハーブ園が登場した。
摘み取り体験などもできるようにしたいとのことだ。
畑を荒れさせず、一枚でも多く残していくために、
オラッチェも頑張っている。
おらっちも負けずに頑張らねば。
さて、ちょっと遡るけど、
6月4日(土)には、大地を守る会会員さんたちとの
交流会を、2年ぶりに開催した。
今年は「丹那・酪農家の皆さんとバーベキュー大会」
とのタイトルで、会員家族約30世帯80名の参加があった。
子どもたちはさっそく動物と触れ合い、
午前11時、開会式。
丹那牛乳(函南東部農協)組合長で、
酪農王国株式会社の代表でもある片野敏和さんの挨拶。
丹那牛乳の酪農家は牛乳工場から半径5km以内に点在していて、
搾乳された乳はその日のうちに製品化される。
酪農の歴史だけでなく、牛乳の新鮮さでも日本一を誇る丹那牛乳。
この地に低温殺菌牛乳が誕生したのが1982年。
これも全国に先駆けての取り組みだった。
当時はまだ社会的信用もなかった大地を守る会と手を組んでの
低温殺菌プラントの建設は、覚悟のいるものだった。
しかし彼らを突き動かしたのは、
日本一の酪農家たらんとする矜持(きょうじ)だったと、
僕は思っている。
敏和さんのお父さんの代のことだった。
当時青年酪農家だった敏和さんも65歳となり、
今や堂々たる組合長っぷりである。
続いて僕も挨拶させていただき、
酪農家や農協およびフルーツバスケット職員を紹介する。
本日参加の生産者たち。
若い後継者に若嫁もいる。
ご多分に漏れず、ここでも生産者は減少し続けているが、
それでもやる気のある若手酪農家は残っている。
TPPなど厳しい風も吹く中、どう乗り切っていくか、
どう夢の持てる酪農にしていくか、
正念場中の正念場を彼らはたたかっている。
たくましい酪農を育てたいものだ。
参加者には、
「牛の一生」や「牧場の仕事」といった紙芝居を見ていただき、
クイズ大会、そしてバーベキュー交流会と続き、
腹を満たした後は芝生の上で、輪を作って車座トーク。
生産者から酪農という仕事の楽しさや辛さが語られ、
消費者からの質問にも答えてもらう。
低温殺菌牛乳の美味しさの秘密にも触れたりしながら。
「ウチの息子の体は、大地の食材と丹那牛乳でできてますよ」
なんて、泣けてくるような会員の声も聞かせてもらった。
それにしても語る語る、この若者。
片野牧場の跡取り、片野恵介さん。
2年前に僕がこの地に赴任した時は、親父(敏和)さんから
「お前はいいから、(息子の)嫁を連れて来てくれなくっちゃ」
とか言われたのだが、
この秋にめでたく結婚する運びとなった。
親父もニコニコしていて、今度は
「ご祝儀持ってこい」だ。
頼もしい跡取りで、何よりでございます。
交流会では、前日から研修に来ていた
大地を守る会の新人たちも準備から手伝ってもらい、
車座トークでは進行役を務めてもらった。
生産者・消費者の声を対面で聞きながら、
大地を守る会の説明とPRも忘れず、頑張ってはいたが、
評価のほどはさて・・・
参加者はその後、牛乳工場から牛舎を見学。
この日用に注文を受けたムーラン・ナ・ヴァンのケーキに、
フルーツバスケットのジュースなど多少のお土産も用意させていただき、
帰っていかれた。
バーベキューの際にもっと親睦をはかれるようにするなど、
工夫の余地はまだまだあったと思う。
来年はもっとイイ交流にしたい。
ハーブ摘みの体験なども入れられるか。
実は丹那にはまだまだ面白いスポットがあるのを、
僕は発見している。
夏休みにはもってこいのツアーだって組めるような気がしている。
あれもこれもと思案しながら、結局できることはわずかだけれど、
ま、こういう一歩を積み重ねていくことだろう。
乞うご期待ということで。
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