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エビちゃん日記
- 日々日々フルーツバスケット
2016年も暮れてゆきます。
皆さま、今年もお世話になりました。
心より感謝申し上げます。
大地を守る会に入社したのが1982年。当時26歳。
以来34年。
様々な部署・業務を経て、辿り着いたのが静岡県函南町。
㈱フルーツバスケットの代表となって1年半。
去年から描いていた業績の上昇カーブが、
秋には一転してどん底へ。
なかなかに厳しい年となりました。
ま、これが世の厳しさ、人生ってやつですかね。
そんな一年を振り返りながら、思いついて
我が社にとっての10大ニュースをピックアップしてみました。
第1位。
山ト食品㈱さんからの「牛乳寒天」事業継承
を決断したこと。
伊豆の食材を守り発展させる。
30年近くにわたって無添加食品の開発で生きてきた
フルーツバスケットだからこそ、いただいたオファーだと思う。
しかも僕にとっては、FBにきて
「地域」を意識し始めた時に、降ってきた話。
こういうタイミングは、嫌なもんだ。
自分の主張の「落とし前」を問われている気がして。
第2位。
FB伊豆の国センターの開設。
物流拠点の整備はもうちょっと先かと思っていたけど、
「牛乳寒天工場の建設」というテーマにも後押しされて、
一気に進めることになった。
投資もちょっとしんどかったけれど、
新しい形は組織内の意識変革も促すはずだと思っている。
第3位は、やっぱ自然災害を挙げなければならない。
春の熊本地震に、秋の北海道台風直撃。
我が社の売上トップの製品が消えた!
この打撃は大きい。
缶詰の販売だけでなく、冷凍ホールコーンや
業務用(他社製品の原料)にも影響する一大事となった。
一方、3年越しで実現した
『野菜を飲もう!ぜいたくベジタブル』では、
熊本・肥後あゆみの会・澤村さんが車で寝泊まりしながらも、
しっかり守ってくれたトマトピューレがあった。
一つ一つの製品にストーリーがある。
そんな喜びを感じさせてくれた野菜ジュースの完成を
第4位に挙げたい。
第5位は、COBOさんと提携しての
『におわないぬか床』の開発。
新しい食のジャンルを提案することができたと自負したい。
乳酸菌や腸内細菌の世界は、
これからもっと注目されるはず。
単発の提案だけで終わらないようにしたい。
第6位はこれ。
ケーキ工房「ムーラン・ナ・ヴァン」の
3代目パティシエ・加藤祥恵による
「コンフィチュール」シリーズの登場。
ここまでくると味の評価は若いもんに任せるとして、
個性ある商品開発が現場から出てきたことが嬉しい。
何たって食は、挑戦だ!!!から。
僕がこだわる “生産者とのつながりによる食”
というテーマで実現できたのは、これまた3年越しとなった
「久津間さんの桃ジャム」だ。
いつまでも美味しい桃を、安定的に作り続けてほしい。
そのために加工という受け皿があることが、時に力になる。
唐突な話になるけど、
コメの輸入問題をとっても、ただ主食の問題ではなくて、
輸入米が加工原料として使われていくことが、
実はコメの本丸を脅かしていくことを、
政治家は自覚できているだろうか。
真田丸からでも学んでいただければと切に願う。
沖縄のパインを丸ごと引き受け、
シロップを実現させたことも含めて、
これらを第7位としたい。
第8位は、組織内の話になるけど、
品質管理の強化を進められたこと。
これは製造部門にも営業部門にも、
だんだんと力になっていく、ゼッタイに。
すでに起き始めているハレーションは、成長の証である。
第9位。
地域内でのつながりに、いくつかの進展を創れたこと。
たとえば、来春の熱海梅園の梅祭りには、
梅園の梅を使ったジャムが新登場する。
たとえば、地元のスーパーにも、ちょっとずつだけど
FB製品が置かれるようになった。
良い素材を使った美味しい無添加食材なら、
地元で認知され、愛されることが必要だ。
大地を守る会の会員さんが「羨ましい!」と言い出す世界を、
創り出してみたいと、密かに思う。
最後に第10位。
年末の忙しい時に飛び出した
親会社・大地を守る会とオイシックスの合併!発表。
この件についてのコメントは、いずれ。
ただひと言。
我々のミッション(使命)を忘れてはならない!
とだけは言っておきたい。
今年最後のアイキャッチ画像は、
「愛」で締めくくらせていただきます。
皆さま、良いお年をお迎えください。
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