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エビちゃん日記
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9月18日、台風一過の丹那盆地。
日差しはまだ強さが残るが、
爽やかな風が吹いて、
秋がこれから深まっていくことを感じさせる。
すでに収穫期を迎えた田んぼ。
倒伏も少なく、乗り切ったようだ。
この盆地では農薬散布もほとんど見られず、
ここに来て4回目の秋だけど、いつも安定している気がする。
そんなことを書いていた矢先・・・
上の写真を撮った2日後の今日、
北海道産冷凍ホールコーンの製造をお願いしている
日本罐詰さんから、ヤバい知らせが届いた。
北海道西部を縦断した台風18号によって、
道内全域が暴風雨に見舞われ、十勝地方の
スイートコーン契約圃場でまだ収穫を残していたところが、
すべて倒伏してしまったという連絡である。
日本罐詰さんとは長年、
我が社の売上ナンバー1を誇っていたコーン缶詰
「もろこし畑(ホールカーネル)」の製造を委託してきたのだが、
昨年、十勝・芽室にある工場が、連続的な台風上陸による
河川氾濫によって土砂被害を受け、製造不能となってしまった。
我が社にとって人気商品の一年分の売上が消えてしまったワケで、
何とか復活を願ったのだが、被害は甚大で、
残念ながら缶詰製造ラインの復旧は断念することとなってしまった。
ただ、もう一つの「冷凍ホールコーン」は継続していて、
今年は春の序盤時期や8月の低温という不安を経ながらも、
何とか8割がた収穫を終えるところまで来ていた。
そこに台風18号の到来である。
あともうちょっとだったのに・・・
残り2割とはいえ、面積にして244haのコーンが倒れてしまった。
収穫段階に入ったコーンは、当然のことながら成熟しているため、
その重さによって自力で持ち上がることはできない。
収穫作業はやるにしても、茎折れ等による原料損失は免れない。
「出来高目標の達成は難しい」との報告。
昨年のような事態ではないにせよ、
今年は豊作であってほしいと願っていただけに、
残念でならない。
弊社営業部長・藤間康行が撮った、
8月20日段階でのコーン畑(場所は帯広)。
春の低温で不安な出だしだったけれど、
7月の高温で持ち直し、8月の低温で収穫に遅れが出始める。
藤間部長も、本来なら収穫が始まっている段階なので
出張したのだったが・・・
まもなく収穫となる、
8月20日時点でのスーパースイートコーン。
これはもう収穫を終えたはずである。
なお、缶詰の「もろこし畑(ホールカーネル)」は、
今年から工場を替えての製造となっていて、
こちらは何とか計画通りの製造量を確保し、
今月末には我が社の倉庫に入る予定となっている。
一年ぶりの北海道産「もろこし畑」(ホール)、
間もなくお届け開始となります。
ぜひご愛用ください。
合わせて、北海道報告をもう一つ。
有機冷凍インゲンは、予定通り収穫を終えて
工場に入っています。
選別され、洗われ、ボイルして急速冷凍。
無事一年分確保できました。
「日本の食料自給率を下げているのは加工食品のせい
(安い輸入原料を使うため)だ」などと言われ、
さらに気候変動が追い打ちをかける厳しい時代だけど、
いつまでも日本の農業を支え続ける加工者でありたい
と思うのであります。
それが未来への責任だと思っているので。
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