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「ふるーつさんとべじたぶるさん」

2018/02/28
  • 日々日々フルーツバスケット
  • 生産者・産地情報
「ふるーつさんとべじたぶるさん」

雪一色の北海道から帰ってきました。

今回の主たる目的は、FB(フルーツバスケット)の
新しい野菜ジュースの製造立ち合い。
委託先は、マルハニチロ北海道・富良野工場。
その昔、デージー食品という会社だった頃からのお付き合い。
この工場に来るのは四半世紀ぶり・・くらいか。

大地を守る会の会員さんなら、
「大地」にはすでにPB(プライベートブランド)の
野菜ジュースが二つ
(「野菜を飲もう!まいにち有機ベジタブル」と
「野菜を飲もう!ぜいたくベジタブル」)
もあるのに、なんで? と思われるかもしれません。

そこでちょっと思い出してほしい。
このシリーズの元祖である「大地を守る会の 野菜を飲もう!」
というジュースがあったのを。
これを昨年、原料を有機JAS品に特化させ、
大地を守る会の宅配用として
「まいにち有機ベジタブル」にリニュアルしました。
そこで、それまで契約してきた北海道生産者の原料をもとに、
新たにFBブランドの野菜ジュースとして
再出発させることにした、という経過です。
したがって、これは「大地を守る会の宅配」には登場しません。
自社販売および他社への卸し品として活用します。
これを成功させることで、有機加工品を増やし、
かつ契約生産者に対する受け皿を大きくしたい。

中身はほぼ元祖「野菜を飲もう!」と同じ。
リンゴが青森と山形産である以外は、野菜はすべて北海道、
中富良野の太田農園の無農薬栽培の野菜です。
変わったのは、レモンが国産から海外産のオーガニックになっただけ。
加工原料用の国産レモンは残念ながらどんどん少くなり、
高騰が続いています。
私個人の思いとしては、国内で可能なら
新たな作付けから支援したいくらいの気持ちです。

で、今回の新しい野菜ジュース。
名前は「ふるーつさんとべじたぶるさん」。

私の命名ではありません。
営業部が「これでいきたい」と推してきたので、
古い人間としては口を挟まず、「ま、いいか」と・・・
いかがでしょうかね。

りんご、人参、野菜汁、
それぞれの原料がスタンバイ。

これらがオリジナルの配合でミックスされ、
原料タンクに送られる。

缶に充填され、

いくつかの検査ラインを通り、
最後に殺菌処理されて、完成となる。

味も以前の「野菜を飲もう!」と変わりないことを確認。
太田農園の畑から生まれた無農薬野菜を
しっかり使った野菜ジュースの復活。
これを「大地」の宅配に頼らず、一年かけて売り切る。

生産者が第1走者なら、マルハニチロさんが第2走者で、
我々はアンカーを開拓してバトンを渡す第3走者となる。
畑を守るリレーのスタート。
これもまた大地を守る会の骨を表現したものであると
僕は信じていて、改めて気合が入るというものです。

 

新野菜ジュースの完成を見届けた後、
太田農園の加工場に向かう途中、
車から眺めた十勝岳。

いつか登ってみたい山のひとつだけど、
実現できるだろうか・・・

気温の表示があった。
マイナス15℃。

たしか早朝にはマイナス20℃まで下がっていた。
四国育ちの僕には冬眠したくなるような環境だけど、
ここで育った人たちは、
やっぱり北海道がイイさ、そだねー、と言う。

旭川に向かう途中の美瑛町の風景。
夏に賑わうパッチワークの丘も、今はまったき雪の中。

旭川で立ち寄ったのは、
有機トマトジュースをお願いしている
谷口農場さん。

今後の作戦などを語り合って、
北海道を後にする。

見送ってくれたのは、
近くの旭山という小さな山に生息する
ペンギンくんたち。

すみません。
フライトまでちょっと時間が余ったので、
ずっと気になっていた、あの人気の動物園を、
覗いてしまいました。

 

たった一つの製品でも、つくった量は半端ではない。
このプレッシャーとたたかうのが僕にとっての運動だから。
売り切ってみせます。

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