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エビちゃん日記
- 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
- 日々日々フルーツバスケット
国内での生乳の生産量が年々減少の一途をたどり、
その影響で各社の乳製品の値上がりが続いている。
スターバックスさんなど、商品のリニュアルで
原料価格上昇分を吸収しようとしているところもある。
国内の酪農家はこの10年で35%減少した。
凄まじい数字だ。
一方で生乳の生産量は10%減くらいで留まっている。
頑張っている酪農家は頭数を増やして生産量を上げている、
ということなのだが、
限られた農家だけが生き残っても、地域や環境の安定にはつながらない。
それは農家のせいではないのだけれど。
加えて輸入トウモロコシや牧草などの飼料作物が、
天候不順や円安の影響で高騰してきている。
生産原価はここ数年、上がり続けているのだ。
しかし生産者の悲鳴は、なかなか消費者の耳に届かない。
値上げという報道と目の前の現実だけが消費マインドを冷めさせる。
酪農の歴史130余年を誇る丹那盆地でも、
酪農家の数は減り続けている。
販売面では新しい加工品の開発などで健闘しているのだが、
土台はやっぱ、地域や消費者の理解と支えである。
昨日、丹那牛乳(JA函南東部)主催による
「丹那盆地まつり」が開催された。
地元の人たちはじめ多くの消費者に丹那の魅力をアピールする場として
30年近く続いてきたものだ。
このお祭りも実は、1982年に低温殺菌牛乳が生まれ、
大地を守る会だけでなく、消費者団体との交流が
活発になったことから始まっている。
朝の開会式。
函南町長や議員さんたち来賓を背にして、
挨拶する片野敏和組合長。
酪農の厳しい現状にTPPへの危機感などにも触れながら、
しかし何とかしてこの地域を盛り上げていきたいという
決意が伝わってくる。
心配された天気も何とか持って、
けっこうな賑わいとなった。
フルーツバスケットも、ジャムやケーキなどを並べて出店。
人気だったのは、ミニカップゼリーと飴のつかみ取り。
こういう時のおば様方の押しの強さには太刀打ちできない。
あとは写真を並べて、楽しげな様子を。
JA職員によるフランクフルトに焼き豚?だったっけ。
低温殺菌部会の奥様方による「ミルクママ」部隊の野菜市。
メダカと金魚すくい。
メダカか、ちゃんと育てられるかな・・・
こちらは絵てがみ教室。
風船細工。
昭和の香りが懐かしい。
動物たちも嬉しいのか、いつもより弾んでいるような・・
竹ポックリ競争。
最近は地域での運動会もなくなったそうだ。
やるといいのにね。
ステージからは子供たちの歌声が。
中学生で結成された何とかユニット。
ご当地ソングでデビューしたとか。
日大三島高校放送部の生徒たち。
いっぱしのカメラを提げて、取材してるんだか楽しんでいるんだか。
深まりゆく秋の一日。
丹那で生まれ、丹那で育った食と文化を
感じとってもらえただろうか。
最後は餅まきで終了。
地域の価値を再発見し、みんなの力で盛り上げていく。
この郷(さと)を誇れる子どもたちを育てたい。
そんな思いを抱きつつ、僕にできることを考えている。
少しずつでも発信していきたい。
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