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よくそんなことが‥‥と言われて

2019/09/25
  • あんしんはしんどい日記
  • 食・農業・環境
よくそんなことが‥‥と言われて

ニューヨーク国連本部で開かれた気候行動サミットで、
スウェーデンの16歳の少女、
グレタ・トゥーンベリさんが放った言葉は衝撃だった。


(ネットから拝借)

 

私が伝えたいことは、私たちはあなた方を見ているということです。

人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。
生態系は崩壊しつつあります。
私たちは大量絶滅の始まりにいるのです。
なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、
永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。
よく、そんなことが言えますね。

もし、この状況を本当に理解しているのに、
行動を起こしていないのならば、あなた方は邪悪そのものです。

あなた方は私たちを裏切っています。
しかし若者たちはあなた方の裏切りに気づき始めています。
未来の世代の目は、あなた方に向けられています。

 

この子への個人的な中傷や政治的な背景など、
いろいろ語る大人もいるようだけど、
次世代の怒りから逃げられる者はいない。
加えて、娘から「邪悪」とか「裏切者」と呼ばれて
平気でいられる親はいないだろう。
用意した逃げ道の前に、子供が立ち塞がってきた。
世界はここまできてしまったんだ、と思う。

かたや日本から出席した政界のプリンスは、
「セクシー」発言で物議をかもした。
この落差は・・・あまりに情けなさ過ぎる。

 

そういえば・・・と思い出す一篇があって、
本棚から茨木のりこの詩集を取り出す。
あった。それは「こどもたち」という詩だった。

こどもたちの視るものはいつも断片
それだけではなんの意味もなさない断片
たとえ視られても
おとなたちは安心している
なんにもわかりはしないさ あれだけじゃ

しかし
それら一つ一つとの出会いは
すばらしく新鮮なので
こどもたちは永く記憶にとどめている
よろこびであったもの 驚いたもの
神秘なもの 醜いものなどを

青春が嵐のようにどっと襲ってくると
こどもたちはなぎ倒されながら
ふいにすべての記憶を紡ぎはじめる
かれらはかれらのゴブラン織を織りはじめる

その時に
父や母 教師や祖国などが
海蛇や毒草 こわれた甕 ゆがんだ顔の
イメージで ちいさくかたどられるとしたら
それはやはり哀しいことではないのか

おとなたちにとって
ゆめゆめ油断のならないのは
なによりもまず まわりを走るこどもたち
今はお菓子ばかりをねらいにかかっている
この栗鼠どもなのである

            ー詩集『対話』からー

 

伊豆の山仕事体験をレポートしようと思っていたのに、
心乱れ、こんなことを書いてしまった。

私の顔はこわれた甕のようだろうか。。。

これでもお父さんはお父さんなりに、
答えようとしているんだけど・・・

すみません。森の話は次回に。

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