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「大和魂」を胸に刻んで

2019/12/31
  • あんしんはしんどい日記
  • 日々日々フルーツバスケット
「大和魂」を胸に刻んで

醜悪、汚らわしい・・
日本中の桜が泣いているぞ!
恥を知れ! と言いたい。

そんな不愉快極まりない「桜を見る会」報道が続いていた折、
12月4日、アフガニスタンで中村哲医師(「ペシャワール会」現地代表)
が凶弾に倒れたとのニュースに衝撃を受ける。

100の診療所より1本の用水路を

100万発の銃弾より1本の用水路を」 とも訴えた。

薬の前に安全な水の確保だと、現地の人々とともに水路を拓き、
砂漠を緑に変えた偉大なる哲人。
2002年から取り組んだ「緑の大地計画」によって、
今や全長25㎞に達した用水路は、1万6500haの土地を潤わせ、
65万人の命を支えるまでに至っている。
現地の人々が使えるものにと、採用したのは日本の伝統工法だった。
植えた木は75万本を数える。

武器を鍬に持ちかえよう

「戦争協力が国際貢献」とは言語道断である

丸腰の中村医師を守っているのは「憲法9条」だとも語っていた。
平和憲法を持つ国、それが銃弾から自分を守っていると。

襲撃直後に、反政府武装勢力のタリバーンが
即座に関与を否定する声明を出したことが、それを物語っている。

「依然として『テロとの戦い』と拳を振り上げ、
 『経済力さえつけば』と札束が舞う世界は、砂漠以上に危険で
 面妖なものに映ります」

また、いつ、何で読んだのか思い出せないけど、
新聞か雑誌のインタビューで、
「中村さんを突き動かしている原動力はなんですか」
といった質問に答えたひと言が、
強烈な記憶として今も脳裏に残っている。

大和魂 です。

醜く答弁拒否を続ける政治家たちよ、いかがか。
恥ずかしくならないですか。

悲しく、つらい、そして悔しい事件だった。
今はただ、衷心よりご冥福をお祈りするのみです。

 

12月15日(日)、久しぶりに
「森林づくり伊豆の会」の間伐作業に参加する。

場所は伊豆半島のど真ん中、満城の滝キャンプ場
その上の山林。

ここは集合場所である駐車場。
まだ紅葉が残っていた。

今回の参加者は8名。
2班に分かれて伐採作業を行う。

体験2回目の初心者は、先輩のアドバイスを受けつつ、
ひとつ・ひとつとコツをつかみながら、チェーンソーを操る。
なぜか自分だけが汗をかいている。
でもまあ、一歩上達したか。

今回嬉しかったのは、会員の女性が息子さんを連れて
やってきたこと。
聞けば来春大学に入る、学部は人間環境学部だと言う。
「環境に興味あるっていうから、連れてきちゃったわよ」
とお母さん。してやったり、というところでしょうか。

先輩たちも気合いが入ってか、
教え方が僕に対するよりずっと細かい。

そこで嫉妬しても仕方がない。
聞き耳を立て、学ばせていただく。

隣で見ていたリーダーが、ニヤニヤしながら声をかける。
レクチャーばっかより、どんどんやらせたほうがイイよ。

それも一理ある。

こちらは「戎さん、どうぞ、やってみて」だ。
ヒヤヒヤしながらも、自力でやったほうが覚えが早い気はした。
教え方も人それぞれ。

こうやって目指した方角にきっちり倒すのが、
けっこう難しいのだ。

そんな汗を半日かいた。
森が少しスッキリして、風通しが良くなった気がする。

土壌は森から作られる。
海の栄養も森(山)から運ばれる。

春になったら東京で暮らし始める若者よ、
君たちこそが希望だ。
環境学を学ぶなら山にも通ってきてほしい。

 

最後に、X’masのドタバタ劇をひとつ。

12月23日、
我が社のケーキ工房「ムーラン・ナ・ヴァン」のX’masケーキで
大失敗が発覚した。
大地を守る会の会員さんから沖縄にいるご家族あてのオーダーが一件
入っていたのだが、運ぶのに一日余計にかかることを忘れ、
23日発送(24日着)のリストに入れてしまっていたのだ。

気がついたのがこの日。沖縄・那覇への到着は25日となる。
指定されたX’masイブに届かない!
「大地」に連絡すれば、当然のごとく激しい怒りの声が返ってくる。

会員さんと、「ムーランのケーキ」を心待ちにしてくれている
ご家族を落胆させてはいけない、イブの日に。

ここは直接届けるしかない、と決意した。
しかし年末業務で誰も動けない・・・
しょうがない、オレが行く!と宣言して、急いで航空券を手配。
24日に入れていた2件の予定もキャンセルの連絡を入れる。
相手方も同情してくれて、変更OKとなる。

そこまで手配して、「大地」に連絡。
そして「大地」から会員さんに連絡を取ったところ、
以下の返答。
「実はクリスマスじゃなくて、28日の息子の誕生日用だったので、
 27日に着けば大丈夫よ」

その連絡をもらって、肩の力が抜けた。やれやれ・・・
しかし今度は急いで切符をキャンセルするも、
4割のキャンセル料が発生。

終わってみれば、
行く経費よりもキャンセル料金のほうが恨めしく感じた始末。

まあ、こちらの姿勢だけは伝えることができたけど、
とんだ出費のイベントと相成ってしまった。

一つの小さな不注意が大きな信用失墜につながる。
学ぶぞ、みんな! たのむよ、ホント。

実はもう一件、ポカをやった奴がいたのだが、
恥ずかしくて書けない。

そんなこんなで、バタバタしながらゆく年くる年。
来年はゼッタイにもっと良い年にするぞ!
の宣言で、業務終了とさせていただきます。

最後の最後に、おまけ。
11月に発売した新製品の「バスクチーズケーキ」。
高い値段のケーキだったけど、予想を超えるオーダーをいただき、
しかも絶賛の声をたくさん頂戴しました。

ありがとうございました!
シアワセなひと時を演出できたなら、それ以上の喜びはありません。

好評に応え、1月に再登場となります。ぜひ!

では皆さま、良いお年をお迎えください。
エビは「大和魂」を胸に、
2020年を刻んでいく決意です。

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