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エビちゃん日記
- 日々日々フルーツバスケット

静岡に勤務地を移しても、
東京近辺はちょくちょくと徘徊しているわけで、
今日は青梅の手前、羽村まで足を延ばして、
スーパーの福島屋さんを訪ねた。
福島屋さんについてはしばらく前にも触れたけど、
実はフルーツバスケットとは
数年前より数点の製品で取引があって、
つまりお店で売ってもらってたわけなんだけど、
ちゃんと営業をしたことがない。
COBOさんとの商品開発がきっかけで福島徹会長と会い、
そこで改めての「営業訪問」をお願いしたのだった。
羽村という奥多摩の入口に位置する町で、
よろず屋から始めて二代目で
注目のスーパーマーケットに育て上げたお店。
一般のスーパーとは一線を画した営業方針がある。
値下げ競争には乗らない。
チラシをまかない。その広告宣伝費は地域に還元する。
食材は安全性を全面に出し、地産地消を大切にし、
拡大路線を取らない。
太陽光発電にも取り組んでいる。
ゆったりとした店内の構成がとてもよくて、
篠崎晃常務に頼んで写真の許可をいただいた。
自然栽培の野菜コーナーには生産者の顔写真が並び、
魚売り場は魚屋らしく、無添加ハムの工房、天然酵母パンの工房、
惣菜の工房が囲む形で、お客様に安心感を与えている。
もちろんスーパーなので一般品も普通に並んでいる。
フルーツバスケットの製品もつつましく、
手に取られるのを待っている。
ジョージアの缶コーヒーの隣に、
我が社のフェアトレードのエコ・ブラック、
そして光食品さんのジュースと、まさに普通の感じで。。。
ここは自然食品店ではない。町のスーパーなのである。
これで40年連続黒字経営なんだから、タダ者でない。
お店のコンセプトが随所にPOPに表現され、
毎週のように料理講座が開かれ、
日々訪れる客を “ 食 ” で楽しまたいというサービス精神が
この店の空気になっている。
これが「プロフェッショナル 仕事の流儀」か。
しかしこの手法は、僕らが40年前から
せっせと作り上げてきたものじゃなかったのか・・・
負けてないか、クソッ!
今日は福島会長には会えなかったので、
篠崎常務にことづけを頼んだ。
新卒の高校生の採用試験に、
福島会長の著書『毎日通いたくなるスーパーの秘密』から
国語の問題を作らせてもらいました、と。
商談の成果はまだこれから。
でも、このつながりはいずれ生きてくると確信している。
今の僕にとっては、営業こそ運動である。
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