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エビちゃん日記
- あんしんはしんどい日記
朝はウグイスやスズメら(時に外来のガビチョウ)
の囀りに促されて眼を覚まし、
夜はカエルたちの競い合いを聞かされながら眠る。
刈られても刈られても伸びてくる雑草たちのゾーンを覗き込めば、
いろんな雑虫(とりあえずの造語)がせっせと動き回っている。
この者らは生態系のスカベンジャー(掃除屋)であり、
土壌を豊かにする耕作者だ。
けっして彼らを殺してはいけない。
彼らがいなくなれば、ヒトも生きていけなくなる。
そしてこの時期、周囲の緑は本当に鮮やかになる。
こんな生命たちに囲まれている感のある暮らしも7年が経った。
晴れた夜にはたくさんの星座が確認できる。
もう都会で働くことはできない、と思う。
6月16日(水)、株式会社フルーツバスケットの株主総会を乗り切り、
社長業も就任当初は想定してなかった4期目に入ってしまった。
株主(オイシックス・ラ・大地㈱)から「まだ続けていい」と
言っていただけるのは有り難いことなんだろうけど、
それで甘えるつもりはない。
これからの2年はむしろ、次のステップへの挑戦にしなければならない。
書かなくなると、書けなくなる。。。
(5月の麦畑)
気がつけば、3カ月以上のブランクとなってしまった。
特に何か自分に異変があったワケではなくて、
ひとつは年度替わりの期間、
“ 経営 ” というやつに集中してしまったこと。
ふたつめは、その間に起きていた社会の動きに、
頭の整理が追いつかなかったこと。
みっつめは、夜のモード変換ができなくなってしまったこと
(ブログに向かうのは夜なので)。
加えて、自宅のPCが壊れてしまったこと。
修復に時間がかかり、結局は
新しいパソコンを購入する羽目になってしまった。
書かないと、考えも整理されない。
世間の動きに対する思いや気づきも、
漠としたまま消え去ってしまった。
言いたいことは山ほどあったのに‥‥
そんな日々を重ねるうちに、季節は春を過ぎ、
東海地方は異例のスピードで梅雨に突入したと思ったら、
梅雨前線はどこかに消え、関東地方の梅雨入りは
平年より一週間も遅れた6月14日。
地球の大気循環も狂ってきているようだ。。。
ゴールデンウィーク中に撮った写真も
アップの機会を逸してしまった。
5月、アパートの裏手にある大家さんの広い庭にはためく
鯉幟(こいのぼり)。
子どもたちの健やかなる成長を願ってー
風吹けば来るや隣の鯉幟(高浜虚子)
こんなふうに書きだした下書きも中途のまんま。
遠い昔のこととなった。
去年の春はPCR検査の徹底にもひるんでいたこの国が、
いまや “救いはワクチン” のみといった有り様である。
このかなりの迷走ぶりは、やっぱり “五輪の呪縛” に思える。
「五輪開催」を前提に、すべての対策が国の「見え方」優先で、
かつ対症療法的に(したがって後手々々に)取られてきた。
加えて、相変わらず撤退ができない大本営的思考・・・。
コロナ禍は教えている。
もう、こんな金のかかる近代五輪はヤメにすべきか、
根本的な改革が必要だ。
税金を使って盛り上げ、“経済効果” に群がる20世紀型経済成長思考。
アスリートたちの一途な汗を “売り” にして、
興行にたかる太った連中たち。
それはもう巨大なシンジケートと化している。
僕らが昔から大切にしてきた「安全」と「安心」という言葉は、
もはや手垢にまみれ、空虚な記号と化してしまった。
この国の為政者は、
「安全」と「安心」の意味をご理解あそばされていない。
「安全」を語るには、
その根拠となる「基準」と「エビデンス」(証明)が必要である。
「安心」を与えるのは「信頼」であり、
「信頼」は誠実なコミュニケーション「努力」からしか生まれない。
ともに、いまの政権に決定的に欠落しているものだ。
なのに・・・
「安心・安全」を呪文の如く連呼するだけの宰相に対して、
大事な「その言葉の意味」を問わない野党にも、落胆する。
見え見えのウソが堂々とメインストリートをのし歩き、
妖怪が跋扈する老人政治は、もうやめにしないか・・・
若者たちよ、立て!
かつてR&Bの申し子、忌野清志郎が歌ってた。
泥棒が憲法改正の論議をしてる
コソ泥が選挙制度改革で揉めてる (『善良な市民』)
この間、たくさんの「言いたいこと」が瞬発的に発生しては、
消えていった。
人を欺く、ありえないような、許し難い政策的決定
(汚染水の海洋放出とか)もいくつかあった。
そんな怒りも日々上書きされ、
積まれる新聞の下に埋もれていく日々。
僕らはいま、まったく恐ろしい時代に生きている。
やっぱり、書かないといけないと思う。
書かないと、考えも整理されない、稚拙であろうと。
世間の動きに対する思いや気づきも、
漠としたまま消え去ってしまった。
言いたいことは山ほどあったのに‥‥
もう一度、鞭を入れ直して、
書き始めたい。
この間発信できなかった様々な小さな取り組みも含めて。
誰に読まれなくても、書き続けることを自分に課したい。
タイトルは変えないけど、決意を込めて、
3rd season のつもりで、再開します。
「安心」とは、しんどい作業なのだ。
虚ろに「安心・安全」を繰り返す人に、伝えたい。
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