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エビちゃん日記
- あんしんはしんどい日記
- 日々日々フルーツバスケット
皆さま、あけましておめでとうございます。
実質3日間ぽっちの休暇を埼玉の自宅でダラダラと過ごし、
3日には函南に戻って、1月4日より勤務を開始しました。
その初日は、朝7時55分より本社(函南町丹那)で朝礼。
続いて伊豆の国センター(伊豆の国市北江間)に走って
9時から朝礼と、2ヵ所での朝礼をハシゴするのが
毎年の仕事始めの日課であります。
宗教心のかけらも持たないワタクシですが、
富士山を拝んで(何かを)祈る、のは嫌いではありません。
この日は、丹那本社と伊豆の国センターの間にある、
「蛭ヶ島(ひるがしま)公園」にちょこっと立ち寄って、
この夫婦とともに富士を望んで、
今年の誓いを立てたのであります(誓いの中身は秘密です)。
「この夫婦」とは他でもない、かの源頼朝と北条政子さまで、
NHK大河ドラマにあやかろうというような卑しい心根ではなく、
ただ少々、「今年はオレも一発やってみるか」という軽いノリで、
並んで立ってみました。
悪くはない・・・気分ではありました。
で、こんな酒を発見。
なんと、「純米吟醸 義時」だと。
「吟醸じゃなくて「便乗」だろ、まったく」とか皮肉りながらも、
まあご祝儀で一本飲んでやるかと、買い求めたのであります。
ちなみに、隣のぐい飲みは竹製。
何しろ「竹」は、今年の主たるテーマのひとつなんで。
味はと言うと、意外と(失礼!)美味しくいただきましたが、
しかしそれよりも実は、目を開かされたのが、
「義時」の右に書かれた「江間小四郎(幼名)」の名。
北条義時、別名「江間小四郎」。
そうか、そうだった。。。
義時は、伊豆の旧韮山町・江間郷を治めた領主、
北条(四郎)時政の4男だった。
つまり、この辺(伊豆の国センター辺り)のお方だったというワケで、
改めて周りを見渡してみれば、センターから徒歩5分ほどの距離に、
北条義時夫妻を祀る「北條寺」がある、のである。
知ってしまったからには、しょうがない。
ご近所として仁義を切っておかねばと、参拝する。
大河ドラマにことよせてか、
にわかに広げたかに見える駐車場があり、屋台の出店もあり、
御朱印は参拝の有無に関係なく受付で販売され、
義時夫妻の墓所まで幟(のぼり)が立って誘導する様は、
ひねくれたわたくし的には嫌らしいと思うのだけど、
まあドラマのおかげで知ったとも言えるので、黙って従うこととする。
80何段かの石段を上り、到着した北条義時夫妻のお墓は、
意外と慎ましいものだった。
いやむしろ、そのままの佇まいが、時代を想像させてくれる気がする。
義時役の小栗旬さんも参ったのだろうか。
何を願うでもなく、ただ手を合わせる。
また、近くの「江間公園」には、
北条義時さまの館跡(やかたあと)という碑もあった。
弊社伊豆の国センターから徒歩2~3分。
これも新たな発見である。
明治以降、ここは尋常高等小学校が建てられた場所でもあるらしい。
そうなった歴史的経緯は、よく分からない。
公園には観光客は見当たらず、
地元の子供たちがキャッチボールに興じていた。
こんなんでいいんだ、ホッとするよ、とも思いながら、
それにしても伊豆の国市の観光戦略は・・
少々情けない気がしないでもない。複雑ですな。
さらには、我が社のセンターからすぐの交差点に、
「豆塚(まめづか)神社」という小さな神社があるんだけど、
ここもなんと、北条義時さま縁(ゆかり)の神社であると知った。
神社の解説によれば、平安時代の「延喜式」神名帳に記されている
「石徳高(いわとこたけ)神社」に該当する由緒ある神社で、
義時が再興させたものらしい。
なんとまあ、伊豆の国センターは、
北条さまに囲まれていたのではないか。いやいやいやいや・・・
ここではお賽銭もちょっとはずんで、
「お守りあれ」と手を合わせておくことにする。
こうなればですねぇ、、、ここに登ってお見せしなければ -
北条時政(義時のオヤジさま)邸跡のある「守山」の
頂上(標高101.8m)から見た、江間の全景です。
手前に流れるのが、戦後台風の歴史に名を残す狩野川(かのがわ)。
その向こうにある小さな平野部が、江間小四郎義時が育った故郷です。
そして、住居が固まっているほぼ真ん中にある白い建物が、
分かるでしょうか。
我が「フルーツバスケット・伊豆の国センター」であります。
地元スーパーや問屋からは、
義時(あるいは鎌倉どの)にちなんだ商品はないかとか作れとか、
そんな要請も入ってくるけど、
すみませんが、そういう機をつかむ商売アイデアが
「私、ないので」、ごめんなさい。
地域課題には、土台から取り組まさせていただきます。
伊豆の国は「江間」に拠点を構えた者として- と言っておきましょうか。
新年の誓いとして。
お陰さまで、少しは地元の知識も深まったみたい。
ご来社の方で、この時代の歴史にご興味のある方には、
プチガイドもできるように仕込んでおきますので、
どうぞお気軽にお申し出ください。
・・とか、社長が呑気に観光案内している間にも、
製造現場は正月明けから一気に、みかんジュースの製造に突入です。
1月は、嬉しいことに目いっぱい入ってる。
今年もいい製品を作ろう。
やっぱ、それが原点だからね。
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