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エビちゃん日記
- 雑記その他
今年の夏は、セミの声が聞こえてこない。。。
そう思っていたら、7月13日、
ようやくクマゼミの鳴き声(羽音だけど)を聞いた。
しかし、どうも寂しい。
一斉にシャーシャーシャーシャーと鳴き出して、
“ おお、ニッポンの夏がきたぞ~ ” って奮い立たせる、あの感じがない。
(すみません。南四国で育ったワタクシはそんな感じなのです。)
これではただ蒸し暑いだけだ。
どういう自然サイクルの影響かは分からないけれど、
どうか 「沈黙の夏」 にだけはならないことを願いたいものである。
7月14日、国内での新型コロナウィルス感染者が
ついに (延べ)1千万人を超えた。
その8割が今年に入ってからの感染者だ。
そしていま、新たな変異株による第7派が記録更新を引き継いでいる。
もう国(政府)も疲れてしまったか、人の行動規制は放棄してしまったようだ。
ただただワクチン接種と、インフルエンザ並みに収束していくのを
期待するだけのような姿勢に見える。
しかし思う。
この2年で保健・医療体制は良くなったんだろうか。
エッセンシャルワーカーたちの待遇は改善されたんだろうか。
パンデミックという事態に対して、この国は賢くなったんだろうか。
今年の暮れまで続いたら丸3年になる、令和の「新型コロナ禍」。
国の対応に問題や誤りはなかったのか。
結果論からの批判ではなく、未来のために、
2020年の1月に遡って検証し、教訓(昔なら「言い伝え」)として
残すべきだと思うのだが、
そういう気配はいっこうに見えてこない。
感染者や死者の数は、ただ歴史的記録として残るだけなのか。
それでは、ご先祖以下ではないか。
近未来に起きるであろう(かもしれない)さらに大きな “ 危機 ” が
出現したとき、我々は賢明なる知恵で立ち向うことができるのだろうか。
そんな想像力を欠落させたまま、コロナ疲れが蔓延してきている。
“ あんな原発事故はもう起きない ” と思い込みつつあるのと同じように-
この国は「検証委員会」という機能を上手に使いこなすことができず、
どうも忘れたがる。 “ 水に流す ” みたいに。
それでいて自国を “ 成熟した民主主義国家 ” だと思い込んでいる。
13日に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ報告書」によれば、
男女平等達成率は調査した146ヵ国中116位ということだ。
非難してやまないロシアよりも下(今回は調査対象外だが前年から想定して)。
中国よりも下。韓国よりも下。 つまり取り巻いているどの国よりも下。
新聞は「主要先進国で最下位」と書くが、
「中進国」や「後進国」と勝手に位置づける国々よりも劣位なのに、
何をもって「主要先進国」と言ってるんだろうか。
どうも「先進国」と「民主主義国家」の指標は違うようだ。
「民主国家」とは、お金持ち国家であるかどうかではなく、
ましてやケンカが強いという意味でもなく、
弱者を切り捨てない制度を持っているかどうかだと思うのだが、
果たしてどうだろう、この国は。
酔ったついでに言ってしまおうか、もう。
元首相が撃たれて亡くなるという大事件に際し、
メディアはこぞって「民主主義への挑戦」とか書き立てたけれど、
実際は民主主義に挑戦したかったわけでも政治思想によるものでもなく、
個人的怨恨を突き詰めた結果の暴挙、だったようだ。
僕の解釈では、これは政治家が叫んだ「テロ」とかではなく、
極めてレアな「殺人事件」である
(「相手が大物すぎる、手製の拳銃を使った」という意味で)。
特命刑事の出番でもないように思う。
しかし・・「 “ 成熟した ” 民主主義」 を標榜するなら、
こういう孤立する青年を生み出している社会をこそ、論じるべきである。
あるいは、ネットを活用すれば拳銃が作れるという社会に
僕らは住んでいるという現実の、その底を抉(えぐ)り出してほしい。
いわゆる「反社会的団体」よりもっとコワい空気が、
もしかしたら醸成されつつあるんじゃないか。。。
この国で、社会に対する恨みが、
マグマ溜まりのようにうっ積されていってないだろうか。
どこよりも衛生的で治安が良い国、日本。
その両方ともランクを落としていきそうな気がしてしょうがない。
「民主主義国家」が、ただ上からの触書(ふれがき)でしかないような
国はたくさんある。いや、他人事ではない。
ロシアも民主国家を名乗っているし、アメリカも少々アヤしい。
ひるがえって我が国は、どうなんだろう・・・
「民主主義」とは「民(私たち)がつくる」社会である。
諦めず、“ 成熟 ” できるよう、「いま」を生き続けたいと思う。
すみません。どんどん脇道に逸れいってしまいそうで、
今日はもうこれで「お休みなさい」とさせていただきます。
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