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有機農業の未来を語る「藤本敏夫没後20年記念シンポジウム」の開催

2022/11/03
  • あんしんはしんどい日記
  • 大地を守る会
有機農業の未来を語る「藤本敏夫没後20年記念シンポジウム」の開催

こよみは早くも11月に入り、
丹那盆地に吹く風も冷たくなってきました。

秋の深まりを感じる今日この頃。
アパートのお隣の庭に植えられている柿も
落っこちそうです・・・

静岡県が原産の完全甘柿、次郎柿かな。

車で移動していると、あちこちに植えられているのを見かけます。
放ったらかされているように見えたりするけど、
持ち主は収穫時期を心得ているみたいで、鳥が啄み始めた頃には
ある日突然に摘みとられていたりします。
なかにはボタボタ落ちるに任せていいる木もあったりするけど。。。

 

10月26日の朝、
ひと晩で立派に雪化粧した富士山が現れました。
甲府側からの公式記録ではない、
自称「函南テキトー観測所」による富士初冠雪の報告です。

でも翌日には好天のせいで、あらかた溶けて消えました。

こんなふうに冬に向かっていくんですね。
かなり鈍感な人間ですけど、
この程度の季節感くらいは忘れないようにしたいと思います。
地球の寄生虫のような存在なんで。

 

いまの目下の心配事は、ご多分にもれず物価の高騰。
原材料に資材に、あらゆるもので値上げの告知が押し寄せてきています。
それはもはや相談でも交渉でもなく、ほぼ「通告」。

企業として生き延びるためには、どう頑張っても
ある程度は価格に転嫁していかざるを得ず、
しかしかといってこの高騰は好景気によるものではないワケで、
苦しむのは消費者(生産者も含めた国民)ということになります。

怒っても嘆いても自分に返ってくるようで、
かといって「説明」はともすれば言い訳になりがちで、
悩ましく、眠りも浅い(=シュールな夢を見る)夜が続き、
ブログを書くのも億劫になってしまう日々です。

 

ま、そんな状態ではありますが、
この予告だけはアップしておきたく、ご案内させていただきます。

11月23日(水、祝日)、
東京・ミッドタウン日比谷にて、
『有機農業 これまでの50年、これからの50年を語りつくそう』
というシンポジウムが開催されます。
大地を守る会初代会長・藤本敏夫さん没後20年を記念しての催しです。

プログラムの詳細をご覧になりたい方はこちらから。
  ⇒ https://tokoton3-organic.peatix.com/view

フライヤーの拡大版はこちら
⇒ https://food-trust.jp/document/doc/20221123.pdf?fbclid=IwAR0TYqE69OfTup1_AclpVZ6ZT3CII_3XHSnuzc7enfVuSLZg-UgG5iOHags

 

このシンポジウム、もとはと言えば7月31日、藤本さんの命日に
千葉・鴨川の自然王国で開催された「藤本さんを偲ぶ集い」で、
僕が大地を守る会に入社した初期の元上司である
徳江倫明さん(一般社団法人フードトラストプロジェクト代表)が、
「これで終わりはもったいない」と、自ら名乗り出て企画されたものである。

藤本さんの功績、その意味をいま、
お国が有機農業の拡大を政策に掲げる時代になった今こそ、
問い直さなければならないと。

それはけっして回顧するのではなく、
未来につなげる、未来を語るものでなければならず、
徳江さんは意図して次世代リーダーを登壇者に起用したようである。

 

徳江さんから携帯電話にかかってきたのは10月も中旬に入った頃。
この企画で動いていることを聞かされ、協賛を求められた。

「まあちょっとさ、資金が足りなくってさ」と、恥じるでもなく、
思わせぶりでもなく、しつこいわけでもなく、かといって慎み深くもなく、
さらっと要求してくるこの方特有の絡みを受け止めながら、
このテーマで応じない理由はなく、ましてや失敗させるわけにはいかないと、
まあほぼ迷いなく了解した次第。

 

加えて、お隣の酪農王国オラッチェにもお願いして、
日本初の有機JAS認定地ビール『風の谷のビール』の提供
という形での協賛も取りつけた。

 

さらに、瞬間的に閃いて、この日だけのオリジナルラベルを貼った
日本酒『種蒔人』を用意することも提案させていただいた。

徳江さんはすぐさまトキコプランニング(加藤登紀子事務所)に連絡して、
ラベルに貼る藤本敏夫さんの写真の提供を許してもらった。
それは僕が一番気に入っている写真でもあった。

 

 

大和川酒造店会長・佐藤彌右衛門さんも心意気で引き受けてくれ、
目下制作中。

有機農業の未来を語る、そのための没後20年記念シンポジウムに、
まさに藤本さんにふさわしい、限定品『種蒔人』の登場!
こんな程度だけど、何とはなく恩返しができるような気分で、嬉しい。

よろしかったら皆さまも、どうぞ奮ってご参加ください。

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