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9月20‐21は王国祭りへ

2014/09/17
  • かんなみ百景
  • 丹那牛乳&酪農王国オラッチェ
9月20‐21は王国祭りへ

函南(かんなみ) という地名は、
“ 箱根の南 ”  という意味である。
標高 846m の箱根峠は、函南町の北限にあたる。

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ここから北(手前) は神奈川県箱根町。
小田原から箱根新道を登り登って、
芦ノ湖の南岸がちらりと眼下に見えたところで箱根峠に到達。
そこはもう函南町。

さらに十国峠を横切り、湯河原峠から熱海峠も過ぎて、
丹那に入る。

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酪農と温泉郷の函南へ、ようこそ。

熱海函南線(通称「熱函道路」) の
第2丹那橋から盆地を一望する。

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真ん中のレンガ色の建物が「酪農王国 オラッチェ」。
パスポートもビザもいらない、楽ちんで世界平和な国。
この国の民は王様の姿を見たことがないばかりか、
王の名前すら知らないという呑気な王国。
フルーツバスケットはこの王国の中で、
ジャム・ジュース・ケーキ工房を運営している。
いつか王に、などという野望を抱くこともなく、
この国の民らしく日々誠実に。

隣の白い建物が「丹那牛乳」で知られる函南東部農協。
「大地を守る会の低温殺菌牛乳」 はここで作られる。

日曜日(14日)、オラッチェ近所の
八嶋手神社では秋祭りが開かれていた。

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八嶋手神社- この名前の由来も気になるところだ。

ひと夏で背丈以上に伸びたデントコーン(飼料用トウモロコシ)
も、収穫期を迎えた。

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夏休み期間中、オラッチェでは
“ トウモロコシ畑の迷路 ”  というのが人気を博していたけど、
夏の終わりとともに終了、刈取りに入る。
ま、もともと牛のためのものだからね。

刈られたコーンは丸ごと粉砕されてロールに巻かれ、
中で醗酵して飼になる。

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これをロールベールラップサイロという。
地下やタワー式のサイロより効率よく楽だと聞いたことがあるが、
乳価も厳しい状況では、
大型機械にかけた投資分の回収も容易ではないんじゃないか、
とか想像してしまう。
TPP交渉も不安なことだろう。
この地に来た以上、そんな酪農家の現状も聞き取り、
しっかりお伝えしたいと思う。

 

王国にも秋の気配が漂ってきた。

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夏の間咲き誇ってお客さんを楽しませたヒマワリも
終わりを迎えつつある。

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しかし秋になったらなったで、オラッチェは今日も元気。
9月20日(土)と21日(日)の二日間、
建国17周年を記念して『 王国祭り 』 を開催します。

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ご来国に際し、日本国政府の許可は不要です。
どなたもお気軽にお越しください。
絶品のアイスクリームに風の谷のビール、
そしてお土産には,地元・伊豆の果実を使った
無添加ジャムをどうぞ。
フルーツバスケットは地域の農業にも貢献しているのです。

出勤途中で仰ぐ富士山。

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だんだんとこの地にのめり込んでいく自分を
発見したりして。

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