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「大地を守る会」50年に思う。

2025/11/24
  • 大地を守る会
「大地を守る会」50年に思う。

11月21日、金曜日。
朝から東京・大崎に向かう。

ワタクシの人生を賭けた、
といっても大げさではない
「大地を守る会」の、
創立50周年を記念する
イベントの開催。
様々な思いを去来させながら
東京に向かった。

なんとなく
本を読む気にもなれず、
目を閉じていると、
瞼の奥から流れてきた
メロディがあった。
かつて仲間と繰り出した
カラオケでよく歌った
長渕剛の「とんぼ」の一節。

死にたいくらいに憧れた
東京のバカヤローが
何も言わず黙ったまま
つっ立ってる。
ケツのすわりの悪い都会で
憤りの酒をたらせば
半端な俺の骨身に染みる  ~

野良犬のように吠え、
たたかっていたあの頃。。。
懐かしんでばかりいては
いけないが、はたして、
あれから僕らは進化したか、
そんなことを思ったりして・・

 

会場は大崎駅前、
オイシックス・ラ・大地(株)
の本社がある
ゲートシティ大崎
1階のホール。

午後1時半、開会。

まずは
「大地を守る会(以下、大地)
からの発表」、からスタート。

僕とほぼ同期で、今は
大地を守る会事業本部の
アドバイザーを務める
浅野井邦男さんが
大地の「これまで」(歴史)
を振り返り、
続いて事業本部の各リーダー
たちが順番に登壇して
大地の「これから」を語る。

最初に映された
50年の歩みを眺め、
体が火照ってくるのを覚える。

1975年創立
(会社設立は2年後)。
当時語り合った目標は、
「大地を守る会を消滅させる」
こと。

10年前の40周年のとき、
ホームページで大地の歴史を
書いた際、僕はこの話から
連載をスタートさせた。

たしかに書いたな。
「僕らは解散に向かって前進する」
んだとか-
(詳細は「大地ヒストリー」参照)

いまの世を眺めれば
理想は遠く、
感慨に浸っている場合では
ないのだけれど・・・

 

大地がいま掲げる
キーワードは
「とことんナチュラル、
  ひたすら国産」。

変わらぬ本物を、
今の暮らしの中へ。
文化と伝統を、日常にする。

「大地を守る」をあたり前に~
から半世紀。
新しいあたり前はどのように
形づくられていくだろう。
その未来は誰にも見えない。

今日ここで気になったのは、
語られるのがほぼ「商品戦略」
だったことだ。

「社会課題を
事業を通じて解決していく」
という理念は
商品戦略だけでは実現しない。

スピリッツ(魂)をもった
新しいあたり前の
“ 開拓者 ” になってほしい
と願わずにいられない。

生産者と消費者も交えた
パネルディスカッションで
心に響いたのは、
消費者会員さんが発した
ひと言である。

これを食べる(買う)ことで
ちょっと地球に貢献できる、
それができるなら
消費は “ 投資 ” になる。
それを信じて選択したい。

このメッセージに応えられる
生産・流通・販売(つなぎ手)
でありたいものだ。

 

休憩を挟んでパートⅡは
グループワーク。

僕らのグループに
与えられたテーマは
「野菜を使ってできる
新しい商品価値」
というものだったが、
メンバーが生産者主体
だったものだから、
議論は「新しい商品価値」
をどう作るかより、
農家がどんどん減って
耕作放棄地が増えていく中で
「どうやって農業を維持するか」
「どうやって農業者を増やすか」
という話に流れていった。

「商品価値」創造の前に
上流をどう守るのかという
そもそも論になって
しまったのである。

短時間で話をまとめるのは
難しかったけれど、
そんな流れを受けて
僕が提起したのは、
モノ(商品)だけではなく
コト(活動)も必要である、
ということだった。

大地を守る会は
北海道から沖縄・石垣島まで
生産者をネットワークしている。
その「資産」を使って
農業者を育てる運動(事業)を
やったらどうか。

これはじつは、僕がずっと
思っていたことでもある。

大地を守る会のスタッフに
どれだけ響いたか分からない。
ただせっかく
大地・らでぃっしゅぼーや・
オイシックスという
3ブランドが一緒になった
わけなんだから、
商品価値だけでなく
事業価値を上げるためにも、
そんな “ 社会づくり ” 活動が
あってもいいのではないかと、
僕は強く思うのだが、
いかがなものだろうか。

やや消化不良な感を残しつつ
休憩が入り、
第二部は消費者会員・職員たち
からのビデオメッセージが
流され、
オイシックス・ラ・大地(株)
社長・高島宏平さんの挨拶、
「元会長」となった藤田和芳さん
の挨拶を経て、閉会となる。

100年先も
おいしい笑顔を大地の味で。

あたらしいあたりまえ。

耳に優しいコピーだけど、
それは「革命」的事業なんだ
ということを、
腹に据えたいと思う。

 

かつて有機農業の始祖、
アルバート・ハワード(英)は
こう言った。

国民が健康であることは
平凡な業績ではない。
 -『ハワードの有機農業』(農文協)から

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