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エビちゃん日記
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サーバー移転のため、
しばらくアクセス不能となっていました。
ご心配おかけした方には、申し訳ありません。
再開します。
2月24日(土)、
東京・有楽町駅前、交通会館12階
「ダイヤモンドホール」にて、
今年も「大地を守る会オーガニックフェスタ」が
開催された。
コロナ禍による3年のブランクがあって
昨年再開できたものの、いまだ
コロナ・ウィルスは変異を続けていて、
いっぽうでインフルエンザも復活したりして、
少々不安もなくはなかったが、
今年も何とか開催に漕ぎつけられた。
10時開会前の、主催者挨拶風景。
今回の異変は、
大地を守る会の創業者で、
オイシックス・ラ・大地(株)会長の
藤田和芳さんが突然「欠品」、
いや欠席になったことだ。
藤田さんが長年続けていたX(旧ツイッター)で、
福島第一原発から放出される「処理水」を
「汚染水」と書いて批判したことで炎上し、
会社の懲罰委員会にかけられ、
藤田さんは会長を辞任する旨の辞表を提出し、
3月末までの謹慎を言い渡された。
さすがに出るわけにはいかないというワケだ。
しかも、風評被害を助長するおそれがあるため、
とかで投稿を削除したことで、
こんどはそれを批判する人たちも登場して、
一時騒乱状態になってしまったようだ。
「ようだ」というのは、じつは・・・
恐れながら言うと、
僕は藤田さんのその投稿を見ておらず
(藤田さん、スミマセン!)、
その後の推移も又聞きでしかないので、
ここでのコメントは控えさせていただく
こととしますが、
まあひと言感想を述べろと言われれば、
「ああ、やっちゃったねぇ」・・って
感じでしょうか。
フェスタに来られた多くの方
(とくに生産者の方々)から、
「会長辞任までする必要があったのか」と
詰め寄られたけど、そこはまあ、
ご本人が考えたけじめのつけ方なので、
他人がとやかく言うことではないと
答えるしかなかった。
開会前の挨拶で、
大地を守る会の浅野井邦男さんから
「(会長という要職は辞されても)
何らかの形で残っていただくことになろう」
という説明もあったので、
それに沿って説明することで、
落ち着いてもらった。
まあ何といっても
日本のオーガニック・ムーブメントを
牽引してきたリーダーの一人だからね。
この国のオーガニックは
まだ夜が明けたくらいぜよ。
このまま隠居してもらうワケにはいかない。
10時開場とともに、
人がドド~ッと入ってくる。
「大地を守る会オーガニックフェスタ2024」
の幕開け。
“ 好きと出会えるマルシェ
とことんナチュラル ひたすら国産 ”
と銘打ってのマルシェには、
50ブースの出店があった。
フルーツバスケットは
会場の右奥、窓際に配置された。
窓際・・・です。
手前、我が社より目立っているのは、
「おとうふ工房いしかわ」の
「アタシ、枝豆の妖精!」さん。
負けました。
来年はイチゴのかぶり物でも
用意しないといけないか・・・
モノは、缶飲料とジャム類、
ロングセラーを続けるミニカップゼリー
をメインに用意し、
飴各種は無料配布とした。
いずれも本日のみの大特価でご提供。
本日の動員スタッフは、
僕を除いて5名(1名は休憩中)。
“ イチゴの妖精(あるいは天使もしくは大王) ”
になれそうなのは・・・
いや、ワタシの口から言うのは
やめておきましょう。
大地を守る会のフェスタに
欠かせないのがこの人、
桃の生産グループ「一宮大地」代表の
久津間紀道さん。
我が社の桃ジャムの生産者でもある。
カメラを向けるとサラッと見せる笑顔が、
いつも決まっている。
ちょっと見にくいけど、右手に持っているのが
桃の剪定枝。
ご家庭に持ち帰って活けておくと、
お茶の間に桃の花が咲く。
ちょうど桃の節句のあたりにね-。
拙ブログではお馴染みの
コメの生産団体「ジェイラップ」(稲田稲作研究会)
の若きリーダー、伊藤大輔くんも
妻の美江さんと一緒に登場。
以外にも、大地のマルシェ出店は初めてである。
今回は自慢のパック米をPR。
ちょっと離れた
「大地を守る・くらしからエネルギーを考える会」
のブースでは、
秋にソーラーシェアリングの視察をした際の
伊藤俊彦さんのインタビュー動画も流されていた。
そのほか、
ジュース用の人参をいただいている
「さんぶ野菜ネットワーク」さん、
リンゴやラフランスをいただいていいる
「おきたま耕農舎」さん、
「オラッチェのカレールゥ」を
作ってもらっている日本食品工業さん、
「におわないぬか床」用に無農薬の米ぬかを
いただいている「マゴメ」さん、
マーマレード用の甘夏をいただいている
「無茶々園」さん、
「伊豆の里山メンマ」を作ってもらっている
遠忠食品さん、
工場洗浄用の石鹸洗剤を使わせてもらっている
太陽油脂さん、
業務用卸しでお付き合いのある
庄分酢さんにナチュランド本舗さん、
秋川牧園さん、日本農産(お茶)さん、
タイム缶詰さん、などなどなどなど・・
ご挨拶に回りながら、これら
大地を守る会のブランドを構成する生産者たちと
もっともっと深くつながって、
一緒に未来をつくっていきたいという
思いを募らせずにいられなかった。
店番やブース回りでお昼も食べず
(いや、各ブースのつまみ食いで済ませ)、
午後は3つの生産者トークライブが
行われたなかで、一つだけ、
「次世代生産者トーク」を
覗かせてもらった。
登壇者は3名。
リンゴの大御所・原農園の跡を継ぐと決めた
原大樹さん。
佃煮の遠忠食品3代目を目指す宮島大地さん。
すでにジェイラップの代表を継いだ伊藤大輔さん。
リンゴ作りを一から学び始めている大樹さん。
経営者セミナーにも通い始め、
「いよいよ本気」になってきた大地さん。
「親父(俊彦氏)と同じになろうとする
必要はないんだ」と、自分スタイルでいく
腹を決めた若社長、大輔さん。
20代、30代、40代、
それぞれに別な初々しさを感じさせてくれる
配置がなかなか良かったが、
司会が大地を守る会のベテラン職員
つうのはどうよ、とは思った。
ここはやっぱ、生産者に負けないよう、
若手の奮起を望みたいところだ。
16時閉会。
片づけ、会場設営を終え、
交流会となる。
懐かしい顔ぶれと楽しく懇談するも、
残念だったのは、恒例の
「種蒔人」新酒による鏡開きが
なくなったことだ。
予算の関係で、とのことだったが、
開発者としては、やはり悔しい。
大和川酒造店9代目若社長、
佐藤雅一さんも同じ思いだったようで、
「来年はリベンジしたいね」と、
作戦を語り合った。
やはりどうも、
集会全体が小ぶりになった感が否めない。
そう感じたのは僕だけではない。
日本のオーガニックは、
これから飛躍の時代となる、はずだ。
大地を守る会の果たす社会的役割もまた、
それとともに大きくなっていかなければ
ならない。
大地を守る会にはやっぱり、
その時代の先頭を走ってもらいたいと
願わずにいられない。
多くの同志生産者もそう思っている。
頑張ってほしい。
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